shortstory
□何よりも貴方が一番
2ページ/3ページ
政「A??どういうことだ幸村。」
佐「旦那約束忘れた訳じゃないよね〜♪」
幸「うぅ……。」
そうであった……。
今日は政宗殿の誕生日。
だから佐助が政宗殿を喜ばすためにと夕餉が終わるまでせ、接吻や抱擁は禁止されていたのだ。
佐助曰く夕餉まで何もなかったのにそれがいきなり甘えられたらグッとくる!!!……らしい。
幸「政宗殿、は、離してくだされ……。」
政「んなのイヤに決まってんだろ。」
なっ////
とりあえず離して欲しくて少し暴れてみる。
しかし、政宗殿の力が強いのか脱け出せる気配が全くない。
同じ男として何か自信がなくなる……。
佐「ほら、竜の旦那離れて離れて!!!」
政「HA!!!猿に幸村はやらねぇよ!!!!you see??」
佐「あ〜、も〜!!!!」
幸「スマン佐助!!!」
佐「は??旦那……??」
某は決め申しましたお館様!!!!
幸「やはり、某には無理でござる。」
佐「へぇ〜、じゃあ旦那は今日から団子1週間禁止ね♪」
幸「よいでござる!!!」
佐「ほら無理でしょ……って、えぇぇぇぇぇぇ!!!!」
政「オイ、幸村、お前熱でもあるんじゃねぇか!?!!」
佐「竜の旦那!!!この布団に寝せて!!!」
いつの間に敷いたのか某の布団が敷かれていた。
政「all right!!」
幸「???ふ、2人とも何故某を布団に寝かせるのでござるか??」
佐「普通旦那は団子いらないなんて天地がひっくり返っても言わないから!!!絶対熱あるでしょ!!」
政「具合悪ぃならちゃんと言え!!!」
幸「某熱などあり申さぬ!!!ただ、政宗殿と居れるなら団子もいらないと思っただけでござる!!!!」
佐「へ??」
政「〜♪」
幸「は、は、破廉恥でござるぅぅぅ////」
急いで布団の中に潜り込む。
某は何を言ったのだ///
幸「叱ってくだされお館様ぁぁぁぁぁ!!!!」
政「俺が叱ってやるよ。」
へ??
よく見るといつの間にか政宗殿に抱き締められていた。
そして、いつ部屋を出ていったのか佐助はいなかった。
幸「ははは破廉恥////」
政「A〜??いいじゃねぇか。今日は俺のBirthdayなんだしよ♪」
幸「あ、その…政宗、殿……。」
そういえばまだ言ってなかった。
政「ん??」
幸「生まれて来てくれてありがとうでござる(ニコッ)」
政「っ////」
幸「???」
どうしたのだろう??
政宗殿少し顔が赤いように見えたのだが??
政「A〜Thank you。幸村。」
某は団子よりもお館様よりも
政宗殿が大好きなのでござる///
(何よりも大好きな貴方)
(そんなお前と過ごせるBirthday)
(これ以上のプレゼントは他にねぇ。)
(愛してるぜ幸村。)
(そ、某もでござる……////)(はぁ〜、まったく手の焼ける2人だね。ね?右目の旦那。)
(あぁ。政宗様もああ見えてヘタレだからな。)
(へぇ〜。)