長編
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「で、」
「「ん?」」
「何でわざわざあたしの高校来たの?」
「………」
「………」
「え、何で黙るの」
「いやぁ…。ね。」
「違うよっ!!別に私が言い出したんじゃないよっ!?犯人は佳乃ですっ!!!!」
「ええぇぇえぇっ!?ちょ、違、いや、別に違うよっ!?決して恋愛してたらからかってやろうかなとか、してなかったら無理やり恋愛させようかなとか全然思ってないからねっ!?」
「ちょ、おまっ、はぁ!?何してくれてんのっ!!せっかくの計画がぁっ!!」
「………へぇ…そんな事のためにココ来たんだ。
なんかこいつら制服違うな、とか思ってたらっ!!そんな事かよっ!!!!
あれでしょ、あたしのクラスの女子が二人しか居ないのもあんたらのせいでしょっ?」
「……何でこいつこんなに鋭いの…?」
「いや、でも大丈夫だよ。私達が校長にハーバードという立場を使ってクラス編成をしたのはバレてないじゃんっ!!
てか校長はハーバードの学生が入ってくれるだけで有り難いって言ってたし、そんな悪い事してないしっ!!」
「してるわっ!!何でお前は易々と内容ペラペラ喋んだよ!!何のために一回日本戻ってきたんだか…」