デュラララ

□お食事?
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ある日の昼下がり、彼氏である臨也さんの家に遊びに来ていた。


「ねぇ飛鳥」


「何ですか?」
  

ずっとパソコンをしていた手を止め、臨也さんは私を呼んだ。


「俺かなり君不足なんだけど」


「はい?」


本を読んでいた手が止まる。
不足って・・・私は成分か!


「だから、俺は今飢えてるわけ
いつ飛鳥が食べられるの?」


食べるって・・・え?
一瞬思考が停止する。
まさか・・・


「食べるって・・どういうことですか?」


一応聞いてみる。


「解ってるくせに
そこまで俺に言わせる気?」


臨也さんが私の隣に腰掛け微笑みながら顔を近づけてきた。
お互いの唇が合わさりそうなほどに。


「今から俺が飛鳥にやること・・・別に言ってもいいけど?」


予感的中。
って言うか顔近い・・・


「いっ言わなくて結構です!
って言うより顔近いです!!」


臨也さんの胸元に手を当てて押し返す。
しかしまたすぐ顔を近づけてくる。


「俺のこと・・・嫌い?」


でた〜・・少々上目遣いの嫌い?パターン!
これ弱いんだよなぁ・・・
好きか嫌いかって聞かれれば好きだけどそんなことするにはまだ早いって言うか・・・
あぁでもこうやって臨也さんを近くで見るとかなりかっこいいし
こんな人に耳もとでもし囁かれたらもうされるがままでもいいかな・・・・って私なにを!?


「ははは・・・ありがと
そっか、飛鳥はそーいうタイプね」


え?笑われてる?
私何か言った?


「え!?どういうことですか!?」


そう言うと臨也さんは耳元で


「俺がこうやって囁けば、飛鳥もその気になるんでしょ?」

と言ってきた。
もしかして・・さっき考え口に出してた?
だとすればかなり恥ずかしい・・・
しかも耳に吐息が!
や・・・やめて・・・


「え、ちょ、臨也さん待ってくだ・・・っ!?」


耳に息を吹きかけられた。
一気に体の力が抜ける。
そして私はそのままソファーに押し倒された。


「ふふ、耳弱いんだ?じゃぁ・・・」


今度は耳たぶを甘噛みされる。


「そっそんな・・・んっ・・・」


身をよじらせ逃げようとするが、私の身体には臨也さんの身体がまたがっていて逃げ切れない。


「もしかして初めて?」


また耳元で囁かれる。


「そ、そんなこと言えるわけないじゃないですか・・」


すると急に身体がふわっと持ち上がった。


「ははっ、初めてなんだ?
じゃぁ記念すべき第一発目はベッドでシよう♪」


私を横抱きにしてベッドへと運びながら臨也さんは言った。


「初めてだなんて一言も言ってません!」


彼の胸元をポカポカと叩く。


「あれ、じゃぁ経験あるの?」


「う・・・・・・・・・・・・」


手が止まる。


それを見てフッと笑い私をベッドに下ろした後、また耳元で臨也さんは囁いた。


「大丈夫
初めてを頂くということを俺への奉仕にして、今日は君をたっぷり味わってあげるよ」



★おしまい★

(さて、何されたい?)
(・・・・臨也さんの意地悪)

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