佐和山1

□石田屋敷へ潜入せよ!!
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「三成殿は島殿と話す時、とても嬉しそうな顔をなさるのですよ」

幸村からこの話を聞いた時、兼続は正直寂しかった
何故なら自分と一緒にいる時の三成は、何時も眉間に五百円玉が何枚も挟まりそうな深いシワを刻んでいたからである

「嬉しそうな顔と言うとアレか?公式設定資料集に掲載されているあの《すっごい笑顔》の三成なのか幸村?」

「はい、アレの頬に少し紅を注したような…」

それは何と貴重な!!

「しかし…私と話している時は、三成は何時もしかめっ面だぞ…」

「それは兼続殿が人の話を聞かずに義だの愛だの我が愛すべき上杉の兵士諸君だの、五月蠅いからではないでしょうか」

幸村の攻撃!!
兼続は9999ポイントのダメージを受けた!!

「ぐっは!!」

「あれ?どうしました兼続殿!?」

「ゆ…幸村…そなたハッキリ言うな…」

「兼続殿!!傷は深いですよ!!がっくりして下さい!!」

「心の傷は深いが、がっくりする義理は無い!!」

「介錯は私めが!!」

「拍沁閧ノ話を進めるな!!」

兼続は心に誓った…

《盗み見でもいいから三成のすっごい笑顔を見てやろう》

すんごく 義に反するが




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