立海オール
□Moodbad Satan
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魔王様の言うことは絶対だと、
この日改めて思い知りました。(立海R陣一同)
*Moodbad Satan*
小鳥が囀る。
天気も良好。
そんな中、立海のとあるテニス部は今日も元気仲良く平和にプレイをしていた―――――わけがない。
ていうかない。
そんな日1日も存在しない。
そして、今日は特に厄介な日の始まりであった――――――。
「―――――――面白くない。」
5月12日、天気・晴天。
誰がどう見てもスポーツ日和。
だけど魔王様の心の中、いや、全体はどしゃ降りの雷付きd「ねぇ、さっきからこのナレーター失礼だよね?変えてあげようか?ていうか変えろ(黒笑)」
すみませんでした。
「あーもう、面白くない、面白くない。……ねぇ、真田」
「Σう、うむ!!?」
「なんか面白いことしてよ?そこら辺の女子のスカートめくったりとか」
「なっ!!?そ、そんな破廉恥な事などっ……精市、たるんどr「真田?」
「……真田弦一郎、……参る!!」
「あ。」
「逝ったナリ。」
「行ったの変換ミスってんぞぃ」
「弦一郎が無事で帰ってくる確立、3%………」
「じゃあな、真田……。お前のことは忘れないぜぃ(多分!!)。まったく、変わりに行ってやりたい位だぜぃ…っ………ジャカルが!!」
「俺かよっ!?」
「つか、真田副部長の無事で帰ってくる確立低っ!!」
「大体このようなものだろう。3%でも高い方だが?」
「真田くん……無事に戻ってくると良いのですが……」
「フフ、(無事で帰れるわけないじゃないか)真田……苦労かける」
((((((鬼………))))))
「何か言ったかい?」
「「「「「「いいえ。まさか」」」」」」
R陣の見つめる先には、女子のスカートを凝視している真田の姿。
「お、構えよったぞ」
「グッバイ真田〜」
ポツリポツリと真田への言葉が聞こえてくる中、真田は―――
スカートを掴んで
めくった。
『!??!き、きゃぁああぁあ――――っ!!!』
バチィーンッ!!
「殴られたナリ」
「うっわ、あの平手打ち、ぜってーいてぇッスよ」
「真田よりあの子の方がキツイんじゃないか……?」
「ジャッカル、お前毎回あんなのくらってたのかよぃ」
「誰のせいだと思ってんだ!」
「まぁまぁ、2人共落ち着いて下さい。」
「あの後ミミズ腫れが出来る確立、85%」
「85%…いったそうじゃのぅ〜」
「………面白くない。」
「「「「「「え。」」」」」」
「真田、笑いのセンスないんじゃない?まぁ、年齢不詳のヤツに頼んだのが悪かったんだろうけど」
((((((鬼健在………))))))
「俺は鬼じゃないよ。神の子だよ?……さ、誰から潰されたい?」
R陣土下座中――――
「……ねぇ、みんな面白いことやってよ」
「え、な、何をすればいいんだよぃ……?」
「んー、そうだな……あ、みんなで女装しようかっ」
「「「「「「!!?」」」」」」
「真田…はいないから抜きで、ジャッカルはとりあえずキツそうだからやらなくていいよ。」
「俺と真田の扱いって……」
「ま、まてよ!女装っつったって着るもんねーじゃん!!」
「そ、そうナリ!ブンちゃんの言う通りぜよ!!」
「そーッスよねー!女装なんか出来るわけ………」
「何言ってんの?あるに決まってるじゃないか(黒笑)」
そう言うとロッカーからセーラー服やらメイド服やらを取り出す魔王幸m「そんなに五感を奪って欲しいんだ?」
申し訳ありませんでした。
「はい、ブン太がセーラーで、仁王が看護師、赤也はメイドで柳は――――」
一時間後
「ホントみんな笑いのセンスなさすぎだよ。萌えるっちゃあ萌えるけどね。でも面白くないよ全然」
「「「「「「…………」」」」」」
それから丸一日、R陣は魔王様の機嫌をとる為に必死だったとさ―――←他人事。
あ、あと、次の日に真田が変態だというウワサが学校中に広まったのは
言うまでもない。
立海の魔王様
(真田、次はあの子をナンパだよ)(う、うぬぅ……)((((((哀れ……))))))
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