官能小説

□桃色カフェ@
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繁華街の中心から離れ、さらに雑居ビルが立ち並ぶ裏通りに、そのカフェはあった。


カフェの名前は『桃色喫茶店』。


深夜しか営業しないこの店は、看板などは一切掲げていないというのに、毎夜、吸い込まれるように人が来店し繁盛していた。

店は古ぼけた3階建てのビルを入り口にして、地下へと続く階段を下りれば、殺風景なドアが客人を店内へと誘う。


薄暗い店内はそれぞれが薄い板で仕切られ、中には2人掛けのソファーとガラステーブルが備え付けられていて、ここが名目上カフェであることを知らしめる。

しかし、此処へ来る客人は全て男性であり、その誰もが純粋にカフェで飲食をする為に訪れているのではない。


―――客人は皆、このカフェにて『少女』を食すのだ。


 そう、ここは『売春喫茶店』。


メニューなどはないが、客が注文するのは生身の少女だ。

男性客は席につくと、メイド服姿でコーヒーを運んでくる少女を待つシステムになっている。

そうして客の待つ仕切られた空間にウエイトレスであり、商品でもある少女が1人の男性客を接待する為にコーヒーを持って現れた。


年の頃は10代後半で、今時には珍しく染めてもいない黒髪が初々しい少女だった。


「お・・・おかえりなさいませ。ご主人様・・・コーヒーをお持ちしました・・・」

極度の緊張のせいか、少女の声はうわずって震えており、その動揺を隠せない仕草から、少女がこの仕事に慣れていない事は一目で見て取れる。

「ずいぶん緊張してるね?怖がらなくていいんだよ?僕はコーヒーを飲みに来ただけなんだから・・・・さぁ、君の入れるコーヒーを飲ませてもらおうかな?」

「・・・は、はい。」

少女を怖がらせないようにと勤めて優しい物言いで会話する男性は、この店の常連客だった。

優しく微笑んでいても、その笑みは陰湿でいやらしく、少女に先の行為を促している。

今更、逃げるなど叶わないと知っている少女は覚悟を決めてコーヒーの入ったカップを客の前に差し出すと、そのまま自分もガラステーブルに身を乗り上げるのだった。


「お砂糖とミルクを・・・入れさせていただきます・・・」

不安定なテーブルに正座して座る少女が、慣れない手つきでコーヒーに砂糖とミルクを入れていくのを、男は満足気に見つめる。

指で摘んだ角砂糖を入れ、小さなミルクカップのフタを捲りミルクを入れると琥珀色した飲み物に白いミルクが混ざった。

すると、テーブルにはコーヒーを混ぜるためのスプーンが無い。

ここまでの一連の動作が終わると少女の顔は悲痛な面持ちに歪み、男はニヤリと口角を上げた。

ここからが、この『桃色喫茶店』独自のサービスが始まるからだ。


「ご主人様・・・こちらの特製スプーンでコーヒーを混ぜさせて頂きます・・・」

泣き出しそうな顔と声で少女が差し出して見せるのはローターに取り付けられたスプーン。

少女はそう言うと、テーブルの上で膝立ちになり、メイド服のスカートを捲り上げた。


「綺麗な黒髪と同じで、アンダーヘアーも綺麗な黒色なんだね。お手入れとかしてるのかい?」

「い・・・いえ、これといって特には・・・」

ローター付きのスプーンと一緒に捲りあげたスカートの裾を持つ手は震えている。

そして、その手の下には下着の着けていない少女の剥き出した陰部が晒されていた。

「さぁ、コーヒーが冷めない内に、そのスプーンで混ぜて。」

「はい・・・かしこまりました・・・」

自らの股間を男の目前で晒した少女の顔は羞恥で真っ赤になっていたが、少女は逆らうこともなく下半身に手を伸ばす。


「今から、このスプーンを下の口で咥えて・・・コーヒーを混ぜます・・・どうぞ、私がこのローターをしっかり咥えるところをご覧になって下さい・・・」

陰部にローターを挿入する姿など見せたくは無いはずなのに、少女は泣き出しそうになりながら薄い茂みの生える恥丘を揃えた指で持ち上げ、割れ目を引っ張る。

「この割れ目をローターの先端で擦ると・・・・すぐに濡れてきます・・・そうするとローターがにゅるって入っちゃうんです・・・」

「へェ、ローターで弄るだけで濡れるんだ?見てるからやって見せて。」

男はテーブルに頬杖を付き、少女の陰部が自分の顔の真正面に来るようにすると、少女の濡れる様子をマジマジと観察し始めた。

「ほら・・・こうして割れ目を開くみたいに前後に動かしてると・・・ぁん・・・ビラビラの肉が・・・クパって・・・ふぁあっ・・・」

「あは。本当だ。ローターの先で君の割れ目が開いていくよ・・・この2枚の花びらも濡れ始めてテラテラ光ってる。気持ちいいんだ?どうせならこのクリちゃんも指で弄ってごらんよ。」

鼻先がくっ付きそうなほどの距離で男が囁けば、熱い吐息が少女の股間にかかる。

濡れ始めた少女の股間からはチュッ、チュク、と秘めやかに水音が鳴りだし、少女は言われるままに勃ち始めたクリトリスをローターを持つ手とは別の手で弄る。

「ああぁん・・・・私のクリ・・・もう、こんなにビンビンして・・・ああっ、ん・・・気持ちいいの・・・気持ち良くて・・・お・・まん・・・こ・・・疼いちゃうっ」

「膣の中まで感じてるんだ?それならローター入れちゃいなよ。」

ジクジクと疼き出す秘所と共に、少女の意識も快感で朦朧とし始める。

そんな時に聞こえてくる男の囁きは、まるで甘い魔法のようだった。

「はあぁ・・・ローターがあぁ・・あっぁあっ・・・入ってく・・・私のまん・・・こに・・・ぬるぬる・・・してるよぉっ」

「そうだね、濡れ濡れのおまんこが、ローターを美味しそうに呑み込んでるのが良く見えるよ。」

ピンク色したウズラ卵大の大きさのローターは少女の艶かしい喘ぎ声と共に肉の穴に潜り込んでいく。

ニュプニュプと音を立てながらローターを呑み込んだ少女の股間からは、銀のスプーンとローターから伸びているコードだけがぶら下がっていた。

「ほら、ひとりで遊んでないで、お仕事するんだ。」

「は・・・ぁいい・・・お仕事・・・コーヒーを混ぜ・・・・あぁん・・・」

少女はローターを膣に入れたまま、膝立ちで客のコーヒーの上に跨りゆっくりと腰を降ろしていった。

「ご主人さまの・・・コーヒー・・おいし・・く・・・なあれ・・・ああ・・・」

スプーンがコーヒーに届く距離まで体制を低くしないといけない少女は、足を開いてしゃがみ込む。

それは、和式トイレで用を足すような姿だった。

「小股を開いておまんこが丸見えの素敵な格好だね。おかげで美味しいコーヒーが飲めそうだ。」

男の見つめる前で、少女は美味しくなれとの言葉を言いつつ、股間からぶら下がるスプーンでコーヒーを混ぜた。

カチャ、カチャ、カチャ、と少女が腰を振るたびにカップとスプーンがぶつかり涼やかな音が奏でられる。

しかし、その音とは別に湯気の立つコーヒーカップの上では、ローターによって刺激を受けた少女の膣が戦慄いていた。

「混ざりが弱いな・・・もっとクリトリス弄って腰を動かせよ。」

「は、はいっ・・・クリも弄って、腰も動かしてますけど・・・ああぁ・・・混ざらないんです・・・ごめん、なさ・・・・私、下手で・・・ああっ・・・」

コリコリとクリトリスを指で摘んだり、指の腹で転がしたりして少女は必死にスプーンを動かそうとするがなかなか上手くいかない。


「ああ・・・ご主人さ・・に・・美味しいコーヒーを・・・召し上がって頂きたいの・・・あぁ・・・ん・・・・どうか、ローターのスイッチを入れて・・・ブルブルって振動で・・・きっと上手に混ざります・・・」

クリトリスを弄る少女は、快感で羞恥心も散漫となり、男に腰を突き出し陰部を見せ付けるような格好をして、ローターのスイッチを入れるように願う。


「そう?そんなにスイッチを入れて欲しい?」

「ああ・・はぁ・・・はぁ・・・入れて・・スイッチ・・・指でクリを弄るだけじゃ・・・物足りない・・の・・・おまん・・こも・・・グチュグチュにしたいの・・・おねがいぃっ」

膣から伸びるコードの先にはコントローラーがあり、そのリモコンは客の手に握られていた。

少女は痒みを伴う膣の疼きを、蜜壷に納めたローターで慰めて貰いたい一心で客にねだる。

「そんなに可愛くおねだりされると断れないね。じゃぁ、スイッチ入れてあげる。」


 カチッ、と鳴る音。


それと同時に少女の膣内でローターが作動し、少女の下腹部から『ヴヴヴッ』というくぐもった音が響いた。
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