官能小説

□わんこな気分
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それは、大学生になって初めての夏休みに起きた出来事だった。



去年の夏は大学受験一色だったから、今年の夏は遊びまくって大いに満喫するはずだったのに・・・


「あ〜、なんか、やることなくって暇かも〜」

家族全員が出掛けてしまい、広いリビングで暇を持て余している雫(しずく)は何度目かの生欠伸を噛み殺した。

そんな時、雫の耳を掠めたのは犬の鳴き声だった。


「ん?犬?なんで?」

犬など飼っていない家に聞こえてくる鳴き声。

それは玄関から聞こえてくるので雫は迷い犬でも家に入り込んだのかと思い玄関の扉を開けた。

すると、雫が予想したとおり、玄関のドアの前にはまだ子犬だと思しき3匹の犬が尻尾を振ってこちらを見上げている。


「うわぁ、かっわいい!捨て犬じゃないよね、マルチーズとシーズー犬、それにチワワだよね・・・迷子になったのかな?」

雫の目に映るのは、捨て犬だとは到底思えないちゃんとした犬種の小型犬ばかり。

迷子なら警察に届けた方がいいかも知れないと雫が犬に手を伸ばした瞬間だった・・・



「んぐっ!?」


とつぜん横から伸びてきた黒い影が雫の口を塞ぐ。

口元を余す事無く覆いつくす布の感触を感じながら、伸びてきた黒い影が男の腕だったのだと知った。

だが、そうと知った所で男の力に女が叶うはずも無く、その黒い影の主である男に雫は口を塞がれたまま家の中に引きずり込まれ扉を閉められた。

家の中には雫と、正体の知れない男と、足元にまとわり付いてくる子犬達だけ。


・・・なにこれ!?押し入り強盗!?

・・・この子犬達は男の飼い犬?

・・・だとしたら男は犬を使って私を誘き出したの?


困惑する頭で様々な事を考えている間に、雫は先ほどまでくつろいでいたリビングに連れて来られる。


「へへ、まずはいい子で大人しくなる薬を嗅いでもらうからな・・」

「んんーっ!?」

リビングに来た所で、男は小瓶を取り出し雫の口を塞いでいた布に中の液体を染み込ませた。

すると、途端に甘い香りが鼻腔をくすぐり、雫の意識を奪っていく。

睡眠薬かとも思ったが、一向に眠くはならず、ただ身体だけが重い倦怠感を伴って動けなくなっていった。

ついには指一本ですら動かせなくなり、雫は不本意ながらもぐったりと脱力した身体を男に預けてしまう。


「暫らく動けなくなるだけだ・・・身体に害は無いから心配すんな・・・ただし、感度はばっちり感じられるし喘ぎ声も出せるからな・・・へへへ、せいぜい悶えまくって楽しませてくれよ・・・」

「・・・ぁ・・・ふ・・・んっ」

確かに男の言うように身体は動かなくとも触れている男の肌の感触が分かるし、か細いながらも声も出る。

しかし、これはこれで残酷だ。

意識を奪われ、何も知らないまま犯される方がまだ救いようがある。

少なくとも、見知らぬ男に身体をまさぐられて穢されていく恐怖と屈辱を知らなくて済むのだから・・・


身体の自由を奪われた雫から衣服が取り払われるのは実に簡単だった。

元々部屋着のうえ薄着だった雫の服はリビングの床に散らばり、その衣服を失った全裸の雫も床に仰向けで寝かされていた。

「ほらよ、ご開帳だ。小股広げてお前のおまんこを観察してやる・・・」

「・・・ぁ・・・あ・・・ゃ・・」

『嫌だ』の拒絶の声も満足に出せない雫の呻き声は、聞き様によっては甘えたような声にも聞こえた。

そんな雫の儚い声を聞きながら、男は鼻先が付くほど雫の股間に顔を寄せていく。

「お前、大学生だよな?その歳で処女なわけ無いだろうけど・・・遊んでる割には綺麗なおまんこじゃねぇか。色も初々しいピンク色だが、この二枚の肉ビラはでかい方だな・・・くく、淫乱な証拠だ。」

男の荒い鼻息は雫の陰毛をくすぐって揺らし、雫はそれだけで気持ち悪くて吐き気がしてくる。

しかし、雫への辱めは、まだ始まったばかりだ。


「おまんこの見た目も良いし、やらしい匂いもプンプンさせて・・・さぁて、おまんこの味はどうかな?」

「んんっ・・・・ぁあっ!」

汚らしい息遣いだけでも耐えられないのに、男のねっとりとした舌が雫の割れ目を添うように這わされた。

ネロネロと肉厚な舌が媚肉の中に潜り込んで舐め濡らすと、今度は舌先を尖らせて敏感な肉粒を突付き出す。


「んふっ・・・ぅ・・・クリ・・・あ、ゃあ・・・」

身体は微動だにもしないのに、感度だけ敏感過ぎるほど敏感なのが悔しい。

まったく抵抗も出来ず、こんな男に女の秘所を嬲られされるがままになっているなんて・・・

それなのに、どんな状況下にあっても快感を快感として享受してしまう哀しさ。

薬に何らかの催淫効果があるのかも知れ無いが、雫は確実に欲情していたのだ。


「おまんこ、舐められて気持ち良いみてぇだな・・・物欲しそうにクリトリスがヒクヒク痙攣して膨らんで・・・おまんこの穴からマン汁も垂れてきてやがる。よしよし、コレが欲しいんだろ?」

「・・・ぁ・・・んっ」

股間に顔を埋めていた男が身体を起こすと、にやついた顔でズボンをくつろげ、布の中から己のペニスを引きずり出す。

雫は開いた股の間から、恐る恐るその男の動作を覗き込んでしまい不幸にも男のそそり勃った男性器を目にしてしまった。

「どうだ?立派なオチンポだろ?今からコレがお前のおまんこの中で暴れまわるんだ・・・挿っていくところもしっかり見てろよ。」

『良く見てろ』と言って、男は勃起したペニスを晒したまま、雫の足を持ち上げ、そのまま頭の方にまで折り曲げた。

「これが『まんぐり返し』ってやつだ。こうすりゃ自分のおまんこが見えるだろ?おまんこが美味そうにチンポ喰うところを見て興奮してろ。」

「ううぅ・・・っ」

身体を折り曲げられ、尻を上に向かされた窮屈な体勢で雫が呻き声を上げる。

男はそれを雫の股の間から眺め、勃起しきってはち切れそうなペニスを見せ付けながら、笑っていた。

「ほらほら・・・ヌルヌルおまんこの割れ目が開いてチンポを呑み込んでいきやがる・・・そんなに慌てて吸い付くなって、まだ先っちょしか入ってねぇぞ?」」

血管が浮き出るほどの淫茎に手を添え下向きに倒し、濡れて息づいている雫の恥穴にペニスの先端を押し付けると、覆い被さるようにしながら男は、ゆっくり腰を進めた。

滑る熱いの襞を捲り、ゆっくりゆっくり勃起したペニスの形に膣穴を押し開いていく。

出来るだけ時間を掛けて締め付けてくる圧迫感と潤いを堪能しながら、男は根元までペニスを埋め込むと満足そうに溜息をついた。

その真下では雫が脅えた顔でペニスを嵌められるのをじっと見ていた。

「ほらよ、全部突っ込んだぜ。子宮の奥にチンポが届いているのが分かるだろ・・・このままここに濃厚な子種汁を注いでやるからな・・・」

「う・・・ふっ・・・ゃだ・・・あぁ」

密着した股間を雫の尻に押し付けて体重を掛け、奥の奥まで突っ込んだ状態でそう脅され、雫の目の縁に溜まった涙がポロリと零れ落ちた。

マングリ返しで自分の犯されている秘所を見て泣き出す雫に嗜虐心を煽られた男は、埋め込んだペニスで膣穴を掻き回すみたいにして腰を擦り付けて揺らし始める。

グッ、グッ、グッ、と体重をかけて圧し掛かり突き込むように繰り返される律動―――


―――男が雫の子宮めがけて白濁を吐き出すのは、それからすぐの事だった。
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