官能小説

□恋しくて…E
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天井から垂れ下がる鎖が、私の身じろぎに合わせて『ジャラッ』と音を立てる。

そして、玉のような汗が私の額から頬に伝い、浴室のタイルへと落ちていくのが見えた。

尋常じゃない汗が吹き出る。

浣腸液の効力が効き始め、私は激しい便意をもよおしていた。


「息が荒くなってきたね。トイレに行きたい?」

「我慢してる時のクルミちゃんの顔って、色っぽいよなぁ・・・・俺、クルミちゃんのその顔を見てるだけでも興奮する。」

両手を鎖に繋がれ、伏せたままの私の顔を覗き込む男達の顔は期待に満ち溢れてニヤニヤしていた。

男達は、私が便意を我慢して苦しみ悶える姿を待ち望んでいるのだ。


誰が、こんな男達の思惑通りになるものかと思っても、クスリによる強制力からはどうしても逃げ切れない・・・


「お願い・・・もぅ、トイレに行か・・・せて・・・」

食いしばる歯の隙間から、搾り出すように私は懇願の言葉を口にする。

「ん?トイレ?行きたいの?行きたいなら行かせてあげるけどさぁ・・・そのかわり、俺達全員のチンポしゃぶって射精させてくれたら行かせてあげる。」

「ぎゃははっ!お前、鬼畜だなー。自分が行きたきゃ、先に俺達をイかせろってか?」

下品な男達の笑い声に混じって残酷な命令が告げられる。

トイレに行きたいのなら、此処に居る男達をイかせなければいけないのだと。

無慈悲な言葉だけれど、下腹部に差し込んでくる様な鈍痛に頭の芯が痺れて、冷静な判断など出来る状態じゃない。


「・・・・お・・・おまんこ・・・に・・・私の、おまんこに・・・オチンチン、挿れて下さい・・・・」

この苦痛から解放されるなら何だってやる。

私はそれだけしか頭に無くて、自ら足を開き、陰部を見せつけ、男達に淫らな行為をねだった。

「ん〜?おまんこ?おまんこって、この濡れ濡れのいやらしいお口の事かな?ここにオチンチン欲しいの?」

「欲しい・・・です・・・オチンチン・・・しゃぶりたい、です・・・」

脅迫されて嫌々口にしても、伸びてきた男の指で濡れた割れ目をクチュクチュと弄られれば、それだけで身体は疼き、内部から愛液が滲み出てきてしまう。

不思議な事に膣が疼くと、その一瞬だけ腹部の鈍痛が和らぐのだ。


「そんなにおねだりしちゃって・・・生チンポだけど挿れてもいい?」

「いいです・・・いいから、生チンポを・・・おまんこに下さい・・・」

いつもならお構い無しにペニスを突っ込んで来るのに、男はわざと焦らすように問いかけてきて、笑うだけで犯してはくれない。

「生チンポだよ?突っ込んだらそのまま中出ししちゃうよ?妊娠しちゃってもいいの?」

「ああ・・・いい・・・いいから、チンポ・・・チンポ欲しいっ!はやく、おまんこに挿れてっ!」

指先でクリトリスや肉ビラを弄られるだけの行為に焦れて、私はいやらしい言葉を叫んで男を求めた。

男はその言葉を言わせたかったのだろう。

取り巻きがクスクスと笑い声を上げる中、ようやく手にしたペニスを扱きながら、1人の男が私の陰部にそそり立つ性器を押し付けてきた。

膣のナカには、先に中出しされた別の男の残滓が残されているが、男はそんな事を気にも留めず、むしろ嬉々として自分の逸物を突き入れてくる。


「おトイレを我慢しているから、おまんこのナカがグネグネ動いていやがる・・・ああ〜、肉が絡みついてきてチンポ締め付けてくるのが最高!」

「あ、ぁん・・・はやく、動いて・・・下さい・・・私のナカで、たくさん・・・イって」

ガチガチに反り返ったペニスを私の膣内に納めた男は、天井からぶら下がる私を抱きしめ満足そうな吐息を吐いた。

性器を埋め込まれたおかげで尻穴への緊張が薄れていき、私はその間に早く男を射精に導きトイレに行こうと必死だった。

「俺の子種汁が欲しいんなら自分で動けば?ほらほら、こうしてさぁ〜腰をクイックイッて動かして、おまんこでチンポをしゃぶるんだよ。得意だろ?クルミちゃん」

「あああぁっ、いやあぁ・・・あんっ、あっ・・・」

私に自らペニスを扱けと強要した男は、ヘラヘラと軽薄な笑いを浮かべて私の腰を掴みグイグイと強引に動かした。

まるで天井からぶら下げた操り人形でセックスをしているような扱いに悔しい気持ちが募る。

悔しい。悲しい。

でも、それでも・・・

そんな扱いに『感じている』自分が、もっと悔しい。


「クルミちゃん、自分で動いて気持ちイイトコロをチンポで擦りなよ。」

「あ、あっふ・・・イイ・・・もっと、シテ・・・もっと、おまんこのナカ・・・突いてぇっ」

男に腰を掴まれ揺すられていたのはほんの数回だけで、膣のナカをペニスで擦られる快感に溺れた身体は、淫らにも自分から腰を動かして快感を貪っている。

まさしく、男の思惑通りに私は淫乱な抱き人形――もしくは、性欲処理の道具に成り果てていた。

「ふふん。いい子になったじゃねぇか。それじゃあ、鎖を外してあげるから好きなだけチンポをはむはむしようか?」

「ん・・・ぁん・・・・チン・・ポ・・・はむはむ、する・・・」

従順になった私の姿を見て、男は私の拘束を解いた。

そして男は浴室のタイルに座り込むと、自由になった私の体を自分の腰に跨がせて犯し始めた。

お互いが座り込んだ体勢で向かい合い、抱き合えば、男の上に乗せられている分、自分の重みでズクズクとペニスが深く刺さってしまう。

それこそ、串刺しにされた気分。

でも、そうすることで膣の奥深くの子宮の壁にまでペニスの先端が当たり、この上ない快感が押し寄せてくる。

あまりの気持ち良さに身震いすれば、途端に下腹部から『ギュルル』という嫌な音が鳴った。

腸の中で浣腸液が染み渡り、一時的に治まっていた便意と腹痛が再び私を襲う。

「お腹・・・痛いよぉ・・・お願い、はやく・・・トイレにっ」

トイレに行きたい一心で、私は男の肩に手を乗せると、腰を浮かせては落とすという上下運動を繰り返し、膣穴でペニスを懸命に扱いた。

ヌッチャ、ヌッチャ、という粘着質な音が私と男の結合部から響き、そして、私の下腹部からはひっきりなしにグルル、ギュルル、という腹の音も鳴っていた。

「おーおー、きっもちイイ〜!必死になって腰振っちゃって・・・クルミちゃん、可愛いねぇ〜。でも、俺のだけイかせてもダメなんだよ?他のオチンチンも気持ち良〜くさせてあげないとトイレには行けないんだから。」

「そうそう。早くトイレに行きたいんなら、おまんこ以外でもチンポにご奉仕しないとね。」

そうだった・・・

今、膣に食んでいるペニスだけを射精させたところで、まだあと2人の男が後に控えているのだ。

早くトイレに行きたいのなら、『同時』にペニスを咥えて奉仕しなければ・・・

痛みと快感に翻弄されながら、そう考えている私のすぐ顔の前に、咥えろと言わんばかりにペニスが差し出された。

「どーする?お口でぱっくんしてくれる?さっきクルミちゃんのおまんこのナカで射精しちゃったから、なかなかイかないと思うけど・・・」

目の前でぷらんぷらん、と揺らすペニスは力無く萎えていて、確かに数分前に私のナカで射精を終えたペニスだった。

けれど、私は躊躇する事なく目の前にぶら下がるペニスに向かい首を伸ばして舌を差し出し・・・・

ぺろり、と、ひと舐めする。

「あー、やっぱチンポしゃぶりたいんだね!いいよ、いいよ、美味しいチンポあげるからお口を『あーん』して。」

まだ私の愛液と残滓のまとわりついたペニスを舐めると、男は上機嫌でペニスを突き出してきた。

私は言われるままに『あーん』と口を開け、汚らしい男のペニスを口内に迎え入れた。


「おっ、おっ、いいじゃん、いいじゃん。クルミちゃんの口の中、温かくて気持ちイイ。おまんこと一緒だな。」

「へへ。大好物のチンポをしゃぶれて嬉しいのかよ?おまんこもキュンキュンしてやがる・・・おおっ、そうそう、そこそこ・・・そこのくびれているトコをおまんこで締め上げてくれよ。」

腰を宙に浮かすような状態でペニスを膣穴で扱き、首を振っては口内に含んだペニスにもしゃぶりついていた。

暫らくはそうして膣穴と口でペニスを咥えて奉仕していたが、不意に片手を持ち上げられ三人目のペニスを握らされる。

「ケツにストッパーが無けりゃアナルセックスしてたけど・・・『手コキ』で我慢しとくか・・・・」

「んふぅ・・・っ!」

口にペニスを頬張っている私には答える能力も無く、否応無しに掌へペニスがこすり付けられた。

結局は3人の男を同時に相手しなければならなくなったが、早く男達を満足させたい私にとっては好都合だ。

私は腹痛に耐えながら腰を振り、乳房を揺らしながら髪を振り乱す勢いで私に突き刺さる肉棒を扱いた。

相変わらず腹からはグルグルという音が聞こえ、仕舞いにはストッパーで栓をしていたはずの尻穴の隙間から『プスプス』というガスの漏れ出す音もしてきた。

「おい、なんか臭いぞっ!ついにクルミちゃんのケツからガス漏れが発生だ。」

「もう限界なんじゃね?クルミちゃん、はやく俺達を射精させなよ〜でないとお風呂で大便を漏らしちゃうぜ。」

「俺、『大』の方のスカトロは苦手なんだよなぁ・・・オシッコのお漏らしは可愛くて好きなんだけど。」

切羽詰る私にペニスを突きたて、各々で自分勝手な事を言い合う男達。

私はそんな男達を憎らしいと思う暇さえなく、ただ我武者羅にペニスに喰らいついていた。

その必死さが功を奏したのだろう。

まず、初めに口に含んでいた逸物から精液が迸り、私の喉奥めがけて飛び散った。

それから続けざまに膣内にも白濁が吐き出され、熱い飛沫が粘膜に広がる。

「なんだよ。お前ら、もうイッたのかよ?俺は手コキだからいまいち興奮しねぇんだけど・・・・」

2人の男が射精を終えても、手で扱いていた男の方はまだ射精には至らずシコシコと私の手を使い性器を扱いている。

「あ・・・・口で、させて・・・オチンチン、口でしゃぶるから・・・」

口内射精を終えた口で、私はすぐさま次なる男のペニスを咥えた。

んぐんぐ、と喉を鳴らしてペニスの先端を吸い上げ、茎の部分は手で丁寧に扱く。

口の端からは飲みきれなかった先ほどの男の残滓が零れ、私の胸元を汚していくが、そんな事には構っていられない。

手での奉仕に物足りなかった男は、口淫と手淫の両方をする事により呆気なく射精の時を迎えた。


「みんなの・・・オチンチン・・・イかせた、からっ・・・もう、いいでしょ・・・トイレに・・・」

行かせて下さいと、開く口から飲みきれなかった精液がツツー…、と頬を伝う。

「ああ、いいぜ。トイレに行って出して来いよ。」

「ほらほら、トイレはあっちだぜ。早くしねぇとケツが大噴火しちまうんじゃねぇの?」

泣きたくなるほどの激しい腹痛と性行為の甘い余韻という奇妙な二つの感覚を持て余して、私はやっと許しが出たトイレへと向う。

しかし、私にはもう立ち上がる気力すらなく、四つん這いで床の上を這い蹲りながら進むという無様な格好だった。

しかも、その背後では男達が高みの見物をしている。

「クソを我慢しながら四つん這いしてる格好って、卑猥だなぁ」

「見ろよ、あのケツ穴。ヒクヒクしててストッパーまで揺らしてやんの!しかもおまんこからザーメン垂らしてるし!」

そうなのだ・・・・

私の姿といえば、アナルにストッパーを差し込み、膣穴からは残滓を垂れ流し、ガクガクと震える唇からも精液を零している。

こんな姿では卑猥で滑稽だと嘲笑われても当然だ。

「ほらほら〜、クルミちゃん・・・・早く行かないと、お尻に咥えてるストッパーをグリグリしちゃうよ〜」

「あっ!やめっひ・・・・ひいいいっ!!」

痛みでノロノロとしか前に進めない私のお尻に突き刺さるストッパーを、男は足先でグイグイと押してくるのだ。

ただでさえ緊張状態にあるアナルにそんな刺激が加えられると、悶絶するほどの苦しみが私を襲い・・・・


「あ〜あ〜・・・ま〜た、ションベン漏らしたじゃん。浴室だからいいようなものの・・・クルミちゃん、ほんとーにお漏らしするの好きだよね。」

・・・好きで失禁してるんじゃない。

私はそんな反論すら口にする事も出来ず、ただ、闇雲に、我武者羅に、オシッコをタイルに撒き散らしながらトイレを目指して這いつくばった。







*****
つづく。
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