官能小説

□クリスマス・キス
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「まいったな・・・何時から俺だって分かってた?」

「ふふ・・・まぁくんが私のクリを弄り始めた時からかなぁ・・・まぁくんってば、いつも私のクリを指先で回すみたいに弄るでしょ?だから・・・・」


視界を覆っていた布がパラリ外され、その向こうでは、目深に被っていた帽子を取って残念そうな・・・でも、どこか嬉しそうなまぁくんの姿があった。

花を届けに来た宅配業者の真似をして、恋人の自宅に押し入り、強姦するという男の計画は呆気なく失敗に終ったらしい。

遠距離恋愛という宿命の元、思うように会えない2人だから、たまに出会う時はいつもサプライズを考えているのは暗黙の了解というか、当たり前のようなものになっていた。

それが今回は、ちょっと刺激の強い『強姦プレイ』だっただけの話だ。


「最後まで俺だって気付かないまま、セリが強姦されて喜んでたらどうしようかと思った。」

「私、まぁくん以外の人に強姦されたら舌噛んで死んじゃう・・・まぁくんだって分かったから脚を開いておねだりしたんだよ。」


廊下に押し倒された瞬間は、本当に怖くて泣きそうだった。

何度も心の中で『まぁくん、助けて』って叫んで・・・・

でも、押し倒してきた男は、脅す口調なのにどこか優しくて、襲っているはずの手はセリを傷つけないように気遣っていた。

そう、まぁくんは、いつだって優しい。

だから、まぁくんの手の感触も、体温も、息遣いも、匂いも―――自分を貫く、ペニスの形さえも・・・・

全部、全部、覚えてる。

 

いまだって、ほら、膣孔にピッタリと収まったまぁくんのペニスがドクドクと脈を打って、私を愛して止まない。


「久し振りの・・・まぁくんが・・・挿ってて・・・きもち、イ・・・」

「うん、俺だってサイコーに気持ちイイよ。セリのおまんこは俺の為に用意されているみたいでジャストフィットする。」

廊下の上で身体を繋げたままする会話。

だけど、今は場所なんてどうでも良くて、まぁくんが傍に居るっていう事実だけが嬉しくて、それだけが全てだった。

「廊下の上だけどさ・・・その代わり、花に囲まれてのエッチだから許してくれよな・・・マジ、ベッドにまで行く余裕が無いんだ。」

「ん・・・いいよ。このままここで・・・私を、まぁくんでいっぱいにシテ。」

そうだった。

そういえば、襲われた時、まぁくんの持って来た花束が床に落ちて花も花びらも舞い散っていたのを思い出した。

仄かに香る花の香りが、なんだかロマンチックで、私はまぁくんの広い背中に両手を回して抱きつき、二人の繋がりを深くした。

まぁくんに会えたって事と、まぁくんに抱かれてるっていう嬉しさで胸がキュンっと締め付けられると、それと同じように私のアソコが締まって、まぁくんの逸物を咥え込む。

私に締め付けられる感覚がちゃんと伝わったのか、頭上でまぁくんが『あ・・・』なんて感極まった声を出している。


気持ちいいね、まぁくん。

私だって気持ちいいよ。

会いにきてくれてありがとうね。

たくさんの花をありがとうね。


ちょっと意地悪な不法侵入者さんは、とっても優しいサンタクロースだったの。


だから、今夜は・・・・



クリスマス・イブに、ありったけの愛を込めてキスをしよう―――




―――大好きだよ。







*****
〜fin〜
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