界面活性剤は以下の6つに分類されます。
・天然物
・石鹸系
・脂肪酸エステル系
・アミノ酸系
・高級アルコール系
・石油系
これを化学的に分類すると、
天然界面活性剤と合成界面活性剤に分けられます。
・天然界面活性剤
…天然物
・合成界面活性剤
…天然物以外の全て
(石鹸系もこちら。)
また、原料によって分類すると、天然由来と石油由来があります。
・天然由来
…天然物、石鹸系、脂肪酸
エステル、アミノ酸系
・石油由来
…高級アルコール系、石油系
石油由来の界面活性剤は安価なのでシャンプーに使われることが多いですが、洗浄力が強すぎ、皮膚に残りやすいので、髪や頭皮の傷みの原因になります。
石油由来の界面活性剤は成分表示では以下のように書かれています。
・ラウリル硫酸Na
・ラウリル硫酸カリウム
・ラウレス硫酸Na
・ラウレス硫酸TEA
上から2つの成分は、アレルギーや湿疹などの皮膚刺激を起こす可能性のある「表示指定成分」に含まれています。
下の2つはラウレス系と呼ばれています。
以上の成分はいずれも洗浄力が強すぎ、皮膚に残りやすいので、避ける必要のあるものです。
一方で、天然由来の界面活性剤で髪や頭皮に良いものとして、アミノ酸系・ベタイン系や植物性の界面活性剤があります。
成分表示には、アミノ酸・ベタイン系は
・○○ベタイン
・ココアンホ○○
・ココイル○○
・ラウロイル○○
植物性のものは
・オレフィン・スルホン酸
・コミガトDEA
・ココイルグルタミン酸TEA
・パーム油
・ヤシ油
上のように書かれています。
界面活性剤の成分は成分辞典でも確認することが出来ます。
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