小説ノ部屋-普-
□短編:赤ずきん=オオカミ目線ver=
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それは、とある昔にさか・・・のぼらない現代の話。
舞台は日本列島の中の都会で有名な東●都、●●市。
この話はその地域で起こったThe現代版の赤ずきん…に出てくる狼の話である――
「ワォーーーン」
俺は人間と狼のハーフ、英志郎だ。
あん?いつの時代の名前だ?だと?
うるせっ!俺はこんな名前なんだよ!
…ゴホン。俺は、人間とのハーフだから人間を食べることは無理だ。
でも、俺は狼の姿になれる。だからその姿で行くんだが…。
これから…俺は一人の女の子を襲いに行く。
理由?それは…俺が童謡である、赤ずきんに出てくる狼の生まれ変わりだからだ!
まぁ、そういうことで、襲いに行くはいいが…問題がある。
それは…一緒に住んでいるばあさんだ!!!
「…何にも策を持たずに家の前に来はいいが…さて。どうするべきか…。」
*〜*一時間後*〜*
うっし、決めた。
――こんな時は迷わず進めだ!!――
うん、超投げやり…だが、気にしないっ☆
俺は玄関の前に立ち、もう一度やることを思い出した。
そう、俺がまず最初にやるべきこと…。
それは…ばあさんを…
「縄で縛るっ☆」
ということで、思い切って扉をたたいた。
ドンドン
「はぁい?どなたですかな?」
扉をあけて出てきたのは…そう、この家の家主のばあさんこと、赤麓(せきろく)婆衣子 (ばいこ)だ!!
よっし!ナイスだ、ばあさんよっ!
「貴方は…誰かしら?何か御用かしら?」
「それは…お前を食べる(縛る)為だよ!!!」
「きゃあ!」
俺がばあさんを殴って気絶させようとしたら、逆にばあさんに腹を殴られた。
「ぐっ!」
あっれ?最近の年よりってこんなにも力強いんだっけ?
俺はよろけそうになったが、何とか持ちこたえ、ばあさんを気絶させた。
「ふぅ。あとは縄で縛って…っしょっと。」
ばあさんの口を封じ、両手足首を縛り、隣の部屋に投げた。
「さてと、ばあさんの服は〜っと。此処だな?」
クローゼットらしき家具の前に立った。そして容赦なく開けた。
すると、そこには…
「なんじゃこりゃ!!!」
大量の超大きいサイズの俺でも着れないほどの赤い服とものすっごく小さい赤い服があった。
他にもあったが…その二種類の服に度肝を抜かれた…。
「誰がこんな服着るんだぁああああああああああああああ!!!!」
そんなことを叫んでいると、何処からか足音…?のような音が近づいてきた。
ドスンッドスンッ
「やべっ、赤ずきんちゃん来たか…。にしても、今の足音は…って着替えてねぇし、俺!」
急いで適当にあった服を着て、ベットにもぐりこんだ。