イナズマ裏夢
□彼女はたまに性格が変わります
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カチャリ、と控えめにドアが開く。
薄笑いを浮かべながら由岐が振り向くと、そこにいたのは予想通りの人物。
「おかえり、晴矢」
「……っ…」
視線を泳がせて恥ずかしそうに頬を染める彼に、無性に悪戯心が掻き立てられた。
「ねえ、何回イッた?」
「……ッ、…に、かい…」
きゅ、と制服のズボンを握りしめて俯く晴矢は妙に色っぽく、口角がつり上がるのを阻止できない。
由岐は慎重に、行動を先走らないように気を付けながら、彼を徹底的に辱しめる。
「二回…か。…どこでイったの?二つとも教えて」
「…知ら、なっ…!」
「答えなよ」
そう言って少女は、手に持っていた小さなリモコンのスイッチを入れた。
途端、甘ったるい晴矢の声が部屋に響く。
「ぁあ、んっ!分かっ、答える…から…!」
「最初からそうしてればいいんだよ」
素直になった彼に満足しながら、スイッチを切る。荒い息を繰り返しながら、晴矢は口を開いた。
「…いっ…回目は、トイレ…で…我慢、出来なくなって……」
「…ふうん。オナニーしたの?」
「…………」
無言でこくりと頷く晴矢。これ以上ないほどに屈辱に顔を歪め、その綺麗な金の瞳には薄く涙が浮かんでいた。
「二回目は?」
「……社会、の…授業中……」
「へえ、皆に見られながらイッたの?」
そう言うと、彼はここまでかと思うくらい顔を真っ赤にして、堪えきれなくなったのかその目に溜めていた涙を溢す。
その表情に、ゾクリと背筋が震えたった。
「…ふふ、晴矢の変態」
「……っ!」
「おいでよ。淫乱でお利口な晴矢に、ご褒美あげる」
由岐は手の中のスイッチを強にする。
「ああぁっ、う…っ!」
快感に身体を震わせる彼が可愛くて仕方なくて、つい意地悪をしたくなってしまう。
けれど、これから先は『ご褒美』なのだ。その欲望に忠実になるわけにはいかない。
そう思い直して、ゆっくりと近付いてきた晴矢をベッドに押し倒した。
そして、ズボンのみを一気に引き下ろす。
「うわ、ぐしょぐしょ…」
つい口をついた単語に、彼は小さく抵抗を示した。それに気付かないフリをしながら、彼女は下着に手をかける。
「…あははっ、卑猥だね?」
全てを脱がせた下に見えたのは、精子で濡れた晴矢の自身と、それに装備された棒状のバイブ。
ヴヴヴ、と振動するそれに合わせ、彼の性器までもがびくりと震えていた。
「よくズボンまで染みなかったね」
「んぁあぅっ…由岐……っ!」
ピン、と反り返るほど勃起したそれの亀頭部分を指で弾くと、女性のように高い嬌声が由岐の鼓膜を揺らした。
「…ね、イキたい?」
「いっ、イキ…た、いっ!イかせっ…」
「おねだりの仕方、教えてあるでしょ?」
「っ、お、俺のちんこ…扱いて、イかせてください、由岐様ぁっ…!」
調教した通りに、彼は言葉を紡ぐ。
快感の欲しさゆえに羞恥すらも忘れてねだるその姿が、愛らしくてならなかった。
「……淫乱、淫乱、淫乱っ」
「ぅあっ、ごめ…な、さ…!」
「イきなよ変態」
「ぁあっ、ああっ、んぁああっ!!」
ひゅくひゅくと飛び散った彼の精液は、由岐の服とシーツに染み込んでいく。
「あーあ、汚れちゃった。ねえ、舐めて綺麗にしてよ」
そうしてまた、晴矢が辱しめを受ける時間は続くのである。
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