イナズマ裏夢

□恥ずかしがりの負けず嫌い
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「あっ…ああっ!?」
「手が止まってるよー?」
「くっ…!!」


あーあ、負けず嫌いだなあ。
そんなところも萌えポイントだけどさ。

でもまあ、こんな状況で勉強に集中しろなんて、無理な話だし?


「ねー、倉間くん?」
「ふ、あぁっ…!やめっ…そこ…っ」


コト、とシャーペンが床に落ちた。
乳首を弄られて、いよいよ力が入らなくなってきたらしい。


「…どうする?」
「…っ、」


耳元でそう囁くと、倉間くんは少しだけ言葉に詰まった後、こちらに物欲しそうな目を向けてくる。

そうだよね、我慢できるはずないよね。

私が口角を吊り上げて笑みを作ると、彼は赤い頬を更に赤く染めて、ばつが悪そうに俯いた。


「んじゃ、予定変更だねー。勉強はまた今度ってことで」
「………」


…物凄く不本意そうな顔してるけど、まあ所詮は思春期の男子。性欲に勝てるわけがないのだ。


「んっ…ひぅっ」
「可愛い声だね」
「う、うるさいっ…!!」


そうそう、感度が良くて声が我慢できないのにそうやって強がっちゃうから、もっと苛めたくなるんだ。


くりくりと、執拗に乳頭を攻め立ててやる。

その度に荒い息と共に漏れる喘ぎが、たまらなく私の理性を犯していった。


「はっ…ぁ……っ」
「ベッド行こっか?」
「っ、や…この、まま…っ」
「えー、倉間くんの顔見えないじゃんか」
「だからっ…言ってん、だろ…っ」


うわっ、確信犯!?酷い!!
ちゃんと感じてる顔見せてほしいのに!


「むー…あ、じゃあ、こうしよっか」
「なっ…!?」


くるりと倉間くんの向きを反転させ、私と向き合わせる体制に。そしてそのままズボンの中へと手を侵入させる。


「やめっ…っん!ふあぁっ……!!」
「あ、その顔エロい」
「うっせ!!もっ…せめて、電気…ッ!」
「やーだ」


私が聞く耳持たずと言った風に笑うと、彼はぐっと悔しそうに顔を歪ませた。

それでももう我慢はきかないらしく、行為を制止してはこない。


「脱がせてもいいよね?」
「あっ!?ちょっ、待っ…うあっ!」


有無を言わさず制服のズボンを脱がせ、机を避けて壁に背を預けさせる。

私は彼の足の間に身体を置いて、完全に追い詰めた体制。

いよいよ羞恥が最高潮に達してしまったらしい倉間くんは、耳から首まで真っ赤にして、両腕で顔を隠してしまった。

…少し苛めすぎたかな。


「…ごめんね?」
「…………」


ああ、こうなったら頑固なんだよこの子。

仕方ないから、とりあえず強引に腕を退かせて片手で壁に拘束し、キスを強いる。

抵抗するかと思ったけど、案外素直に折れてくれた。


「んっ…む、……んんっ」
「ん……はっ」


キスは続けながらも、私は空いている右手の指でぐりぐりと亀頭を弄くる。

びくりと身体を震わせながらも、倉間くんはされるがままになってくれていた。


「あっ、ふ…ぅ、…んっ、んん……」


指の腹を尿道辺りに押し付けると、それが気持ちいいのか、彼は腰を揺らして私を求めてくる。

いや多分無意識だろうけど。


「…、…っは……」
「はっ、ぁ…んっ!あっ…神崎、さ……っ」


拘束していた腕を解放してやると、限界が近いらしく、その腕をそのまま私の首にまわして、ぎゅうっと抱き着いてきた倉間くん。

思春期男子の可愛さはやっぱりこういう必死さというか、初々しさというか。

とりとめもなく、そんなことを考えてみる。


「…イきそ?」
「…っ、イ…くっ、も、無理……!」


彼がそう言ってから絶頂に達するまで、さほど時間はかからなかった。

びくびくっと足を震わせて一際高い声を上げたかと思うと、私の手には生暖かい白濁の感触。

彼の頬に伝っていた生理的なものであろう涙は、抱き着いた際に私の服へと染みていく。

っていうか、今日もイキ顔見れなかった。


肩で息をしながら脱力した倉間くんに、私は苦笑を漏らす。


ついでに、これが拓人くんにバレたらきっとおもっくそ文句言われるんだろうな、と確信した。



 
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