イナズマ裏夢

□いつだって悪いのは
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「…っく、」


緩く揉まれて、ズボン越しでも気持ちよくなってくる。

自分しか触ったことのない場所に、彼女が触れているってことを考えたら、背筋がゾクゾク震えた。


「ふ…ぅっ」


腕で口を抑えて声を我慢する。

息もなるべく潜めて、興奮してることがバレないようにと、必死に平然を装った。


「脱がすよ、いい?」
「っえ、あ…ああ、」


思わず返事したけど…脱がすって、やっぱズボンだけじゃなくて下着も、だよな?

それってもしかしなくてもモロにアレを見られるってことっ…!?

無理無理無理恥ずかしくて死ぬ!!絶対に無理!!


「っちょ、待てよ!」
「ん?どうしたの?」
「そ、その…っ、や、やっぱ、服…着たまま……」
「?どうして?脱がなきゃできないじゃない」
「……っ」


やっぱりダメか。そりゃそうだ、普通は脱ぐよな。普通は。

けどだからって今は理性がトんでるわけじゃないから恥ずかしいものは恥ずかしい。

ぐっと黙り込んでいると、彼女は軽くため息をついた。


「…何?着たままの方がぬるぬるしたのが擦れて気持ちいいとか?」
「ひ、人を変態みたいに言うな…!」
「じゃあいいでしょ」
「やっ、馬鹿…!」


しまったこの際変態だとか思われたとしても二つ返事を返しておくんだった。

つくづくこのひねくれた性格が憎い。


今度は反論をする暇も与えてくれず、由岐さんは俺のベルトを外しにかかる。

慌てて彼女の手を掴むが、いかんせん力が入らず止められない。

…っあ、でもこのベルトの金属音とかすげーやらしー…

とか言ってるうちにズボンと下着…一気に下ろされたじゃねえか俺の馬鹿!!


「うあっ……!」


うわ…最悪ッなんで勃ってんだよ…!
しかも、さ、先っぽ…濡れてるし…!


「っや、」
「感じやすいんだね。そんなので女の子イカせられるの?」
「っる、せ…!」


分っかんねーよそんなのヤッたことなんてないんだから…!!

…とか言ったってこれは俺のくだらない嘘が招いたことだから、文句なんて口には出せないわけで。


「じゃ、触るよ」
「っひ、〜〜ッ!!」


ちゅぐ、って効果音が恥ずかしすぎて目を瞑る。
そんなことしたって耳を塞がなきゃどうにもならないのだが、今両手は彼女の腕を掴むのに精一杯だ。


「ッあ、んんぅ〜ッ…」


やっ…そんなゴシゴシすんなよ…っ!

先っぽをぐにぐにって曲げるように擦られて、我慢汁が溢れてきた。

それが更に恥ずかしい音を大きくして、もう…狂ってしまいそうだ。


ぎゅうっと由岐さんの腕を爪が食い込むまで掴む。

そうでもしなきゃ我慢できないんだから仕方ないだろ…!


「どう?気持ちいいでしょ?」
「っう、るさ…っ!!」


もう声を出すのも限界なんだから話しかけるな馬鹿と叫びたい。

これだけやられて理性もプライドもぶっ飛ばない俺は自分で言うのもなんだが凄いと思う。自分で言うのもなんだが。


「イキそう?」
「っべ、別に…ッ」


もう声も我慢できないクセに何言ってるんだ俺。

もうあと三回くらい擦られたらイクかもしれない、って状況なのに…!


「あ、じゃあフェラしようか?」
「は!?ちょっ待て、っひあああッ!!」


俺の返答を待たず俺のモノを口に含む由岐さん。終わったら一発殴ってやる。

口の中で舌を這わされて、ついでとばかりに袋の方まで揉まれたら気持ちいいどころじゃない。
気が狂いすぎて色々なモノが破裂しそうだ。

っていうかそんなの、口の中に出してくれって言ってるようなものじゃないか…ッ!


「っあ出る出る出るッやめっもうイッ…あ、やあああんっ!!」


うっわ変な声出た、とか考える余裕すらないくらい快楽に飲み込まれて射精する。

彼女の喉の奥に俺の精子が注ぎ込まれてるんだって考えたらヤバいくらい興奮した。


「あッ、あッ、ああッ……!」


絶えず出される精液を由岐さんは喉を鳴らしながら飲み込んでいく。

数秒後、最後の一滴まで彼女の口の中に出し切って、俺は一気に脱力した。



 
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