イナズマ裏夢

□ピニャコラーダの苦味に溶けて
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「あ、おはよう」
「……お、おはよう。…すまない」
「ん?どれのこと?」
「……色々と、だな」
「色々、が聞きたいなあ」
「………おまえかなり酔ってるだろう」
「ばれちゃった。豪炎寺くんはもう飲まない?」
「…いや、付き合う」
「んっふふ」
「なんだ」
「朝まで、何回繰り返すかなぁ、って」
「っ、…やめてくれ…」
「…なにそれかわいい。とりあえず、いまから1回しよっか」
「なっ、まだ飲んでない…っん、お、おい」
「ゴム持ってる?わたしも豪炎寺くんがほしいな」
「……はっ?」
「え?」
「…おまえ、『そういうこと』も、するのか」
「うん?そうだね、『悪い大人』に、なったからね」
「……そうか、いや、うん」
「うん?」
「…か、買ってきていいか」
「ざんねん、また今度」
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