book
□始 N side
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「らんちゃんお茶ー」
「らんちゃんDS取ってー」
「肩もんでー」
「ケータイ充電しといてー」
「○○してー、△△ねー」
最初は当初の話通り
小間使い状態。
それでも、一生懸命に対応してくれる彼女の様を見て、どんどん愛しさが涌いてきた
愛というか、愛玩動物を見てる感覚だったかな、最初は
どこか不器用でおっちょこちょいで…
それはメンバー全員が思ってるらしくて、彼女が来てから楽屋の空気が柔らかく穏やかなものになって、実に心地が良かった
A「最初さー、ニノがあんな事言ってビビったけど、結果オーライだねぇ〜毎週楽しいよオレ」
M「そうだなー。飽きないなぁ(笑)」
O「んふふ。しかし可愛いよね〜♪」
ただ一人だけ…というからんちゃんと、メンバーの一人が
違う空気かもし出してんだよね
らん「あ…あの…櫻井さん…。お、お茶どうぞ…。」
S「ん…ありがと…。」
元々、stormのファンらしいから、見るからに翔さんのファンなんだろう。話かける時なんて、顔が真っ赤でさ。それがまた可愛いんだけど(笑)
それよか…翔さんの態度が気になるんだな、俺。
彼女と視線合わせようとしないし、会話も素っ気ないし。普段は誰とでもそつなくやりとりする翔さんにしては珍しい。
自分のファンだと分かってるから“あんま近づくなオーラ”出してんのか?
それとも……?