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□瞬
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頭を抱えて半ば呆れ顔で翔さんがニノに問う


そうよオモチャって何ですかーっ



N「おっと…、少し語弊があったね。ゴメンゴメン。ま、平たく言えば俺たちの身の回りの“雑用係”を、任命したいんだ。」


「は、はぁ…」


S「は?そんなんマネージャーがいるんだし、わざわざこの子に頼まなくったって…何でまた…」


う…翔さん、必死に抵抗するなぁ…そうだよね、関係者以外がそばでウロウロすると落ち着かないよね…でも、ちょっとプライベートの5人の姿…見たくない訳無いじゃなぁーい
ハッダメよダメダメ…翔さんの迷惑にだけはなりたくないよ…



一人百面相してる私を見てたリーダーが口を開いた



O「まーまー、翔くん。いいじゃない。味気ない楽屋に華が咲くってコトでさ。あったかいお茶とか出て来ちゃうかもよ(笑)」

A「おいおい、お茶くみOLかっ(笑)いいねーマネージャー忙しいし、いいんじゃない

M「女性ならではの気配りに期待するよ(笑)」


N「はい多数決で決定ーつーことでよろしくねーらんちゃん



「あの、えっと…でも」

N「君の上司の承諾は得ちゃったしー。…それに前回、けっこうあのあとスケジュール押してね…大変だったんだ…実は…」


う…そんなアンニュイな顔してそれを言われると頭が上がらない…


上司が条件のんで、スタッフを外れなくて済むなら…


不機嫌そうな翔さんには申し訳ないけど…


そりゃそばに居たいもんっ


「宜しくお願いしますっ」


と頭を下げた。



これが

この先どうなるかなんて…

“オモチャ”の本当の意味を知るよしはこの時無かった。
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