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□変
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らん「どうぞー。お茶でーす!」
今度は
セットの準備を終えて
彼女は俺たちの楽屋で”世話係”を始めた。
疲れてるハズなのに
笑顔を絶やさない
一生懸命な姿を
見入っていた
らん「櫻井さん!どうぞー(^^)」
突然我に帰る
いきなり視界に入った彼女の笑顔にドキドキした
「あ、ありがとう。」
思わず声が上ずった。
コップを受け取ろうとしたら
彼女の手ごと握ってしまった。
らん「あっ…」
「わっっごめんっっ」
慌てて手を離したら勢い余ってカップが落ち
彼女の足にお茶がかかってしまった
らん「熱っっ」
AMNO「!!!」
「早くこっちへ!!!」
みんなは彼女の声より
俺の行動にびっくりしただろう
俺は無意識に彼女を抱きかかえ
楽屋内のシャワールームへ走った
らん「わ…わ、私は大丈夫ですから櫻井さん…」
「だいじょばない!!やけどしてない!?!?」
すぐさまシャワーを手に取り彼女の足に掛けた。
らん「熱湯ではなかったですし、大丈夫かと…」
「…ごめん。」
何やってんだよ俺…