book

□怖
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(らん side)


「あっあの…二宮さん…私また何かやっちゃいました?」


何かすごい不機嫌な様子のニノにおそるおそる尋ねる


N「ねぇ、らんちゃん、最近翔さんと何かあった?」


聞かれた瞬間、真っ赤になってしまった…これじゃあ、なんかありましたって言ってるようなものでしょう…


「なっ…何言ってるんですかっ


N「ふふっ、分かりやすいなぁ〜
あったんだ?何か」



「何も無いですよっ何も……っっ」



そう答えたらニノの表情が変わって、怒ってるような、でも笑ってる…怖い…

そして次の瞬間、壁に私を押し付け、両腕で挟まれて動けなくなった


N「嘘つかないでいいよ…俺、解ってるし。てゆうか、翔さんとらんちゃんの空気の変化は分かりやすすぎ。」
(…彼女の体が小さく震えてる。顔は赤い。
やっぱり俺の予想通りか…)


N「ねぇ、らんちゃん、君さ、あんま男に免疫無いでしょ…?」


「っ…」

N(彼女の顔が更に真っ赤になる)
「あはっ!ビンゴ?
しかし、震えるなんてさ、なんか心外だなー俺
stormの事は好きなんでしょ?ちょいとリサーチしたらそう聞いたし。FCにも入ってるって。
あ、俺の事は嫌いなの?」


「そんな事無いです歌もお芝居も好きですすべて拝見してますし、とっても尊敬してます


…だめ

そんな言葉で飾っても

洞察力抜群な彼には見透かされてる気がする


N「ふ…ありがとね
で、翔さんが一番好きなんでしょ?」


「ぅ…は、はい」


N「そっか。2人いきなり仲良くなったのって、こんな事あったから?」

そう言い放ちニノは私を更に押さえつけ、唇を重ねてきた。
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