バイオハザード
□1話、意味がわからない
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いつも通りの朝のはずだった。
任務で疲れた身体を起こしてベッドから出る。
朝食は軽く作って支度をしたら勤務先へと車で向かう。
そう、今までとなんら変わらない1日だった。
………………はずなんだが
「今日からこの子は貴方の監視下に置かれるわ」
ハニガンに渡された紫色の物体に俺は固まった。
というより反応できなかった。
普通できるか?人形だと思ったそれはニコニコと俺を見つめているんだ、どう考えても生き物だ。
『ゲン』
「げん?」
「その子の鳴き声みたいよ」
『ゲンゲン』
「……ハニガン、なんで俺なんだ?」
「部屋に入ってきた貴方に抱きついたんだもの、仕方ないわ」
「……」
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