最遊記
お前は
誰かの太陽で
いられるか?
いつだってそう
寄せ集めたガラクタを抱え込み
大切な振りしてる
価値なんて結局は
失くなって
初めてわかるんだろう
人が言うほど強くもないし
理想通りなんて無理だけど
でも
それも『じぶん』と向き合えたなら
情ないことや勝手なことも
曝け出せたなら
恐いものなんて
きっとなくなる
どうせ死ぬために生まれてきた
それは誰のためでもなく
また美しく死ぬためでもない
ボロボロになって
見るも無残な俺たちを
誰が笑っても構わない
最期に笑って死ぬために
今を必死に生きている
知っているか
あの恍惚の余韻は
死のそれに最も近いんだとよ
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