GET OUT
□GET OUT #1
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ひとり帰るのも寂しいから
俺はスタッフとお酒を飲んだ
スタッフとも別れ
やっぱり名無しに会いたくなって
俺はふらりと名無しのマンションに急ぐ
エレベーターで１０階まで上がった
彼女の部屋はエレベーターを降り真っ直ぐ進んで右に曲がったところ
死角になって写真にも撮られないからと
名無しがわざわざ引越してくれた
角を曲がらなければ良かった
俺が目にしたのは
名無しが抱き合いながらキスする姿
まるで恋人のように…
唇が離れようとすると男が名無しに近づきまたキスをする
名無しは鍵を開けてその男を部屋に連れ込んだ
バタン…
音だけが響く
今のは、夢？
だって…
相手の男は俺が知っているヤツだ
知っているなんてもんじゃない
なんで？
なんでだ？
混乱する頭
携帯を取り出し名無しに電話をかけた
出ない…
俺はさっき見た人物に電話した
嘘であってくれ…
．