Back To Tomorrow

□Back To Tomorrow #3
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ユノ Side




突然消えてしまう君



幽霊?



そんなふうに思いながら



君とまた会うのを待っていた



テレビ局の廊下を歩いていると



ユノ『名無し………』



君が立っていた



名無し『こんにちは…』



君は笑う



ユノ『何してるの?』



名無し『ユノを待ってた』



ユノ『俺?』



頷く名無し



目の前の君は実体があるのか?



ないのか?



確かめるのには………



手を伸ばす



君に触れるために…



名無し『ねぇ…』



あと少しで君に触れられるという距離



名無し『ユノ…』



俺の手を握る君



ユノ『えっ、おっ…』



名無し『何で驚くわけ?』



ユノ『いや…』



名無し『おばけって思った?』



ユノ『いやぁ〜そんなこと〜』



君は悲しい笑顔をした



ユノ『ごめん…』




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