Back To Tomorrow
□Back To Tomorrow #3
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名無し『私のこと、何も思い出さない?』
ユノ『えっ、思い出すって…』
俺は戸惑う
名無し『思い出して…』
ユノ『…………』
君は後ろ姿になる
肩を震わす名無し
ユノ『名無し?』
名無し『早く思い出して欲しい…でも、本当は思い出して欲しくない』
俺は君を後ろから抱きしめた
ユノ『思い出すことが君のためになるなら努力する…でも、君が苦しむなら俺は思い出さないよ』
腕を振り払われた
名無し『駄目!!それは出来ないの!!』
ユノ『名無し…君は何を知ってるの?』
君は歩き出した
一度も振り返らずに…
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