Back To Tomorrow

□Back To Tomorrow #5
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ユノ Side






あれから数日



動けるようになった俺は



まだ車椅子だけど



ある部屋の前に立っていた



ユノ『名無し…』



確かに夢の中と同じ君の名前



部屋をノックし入る



そこには一人の女性が眠っている



けして昔からの知り合いでもないのに、



懐かしいような複雑な感情が巡る



顔を見ると間違えなく俺が目覚める前まで夢の中で話した名無しだった



ユノ『名無し…』



俺が目覚めた時に付いていた機械より遥かに数が多い



ユノ『名無し、俺を助けてくれたんだろ…』



寂しく機械の音が響く



近くに寄り話しかけた



ユノ『思い出せって、戻れって言ったのに、名無しは眠ったままかよ…今度はお前が戻って来いよ…』



俺は名無しの手を握っていたが、目を醒まさない



ナース『ユノさん、部屋に戻ってください。まだユノさんも万全じゃないんですから』



ナースに注意され、車椅子をこいで部屋に戻った




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