Back To Tomorrow

□Back To Tomorrow #5
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ユノ『はぁ、はぁ…』



名無しの部屋は空だった



ユノ『名無し……………』



君は俺が部屋に戻ってからしばらくして急変し、息を引き取ったらしい



結局名無しを助けてあげられなかった



チャンミン『ヒョン…』



ユノ『なんだ?』



チャンミン『見ず知らずの人のために命を張れるかと問われたら僕はNOです』



チャンミンは言った



チャンミン『ヒョンは、それだけ尊敬できることをしたんですから…』



ユノ『ああ…』



チャンミン『彼女のためにも歌を頑張りましょう』



ユノ『そうだな…』



俺は一ヶ月の休暇の後復帰した



今日も俺は歌を歌う



宿舎の入口に一輪花が咲いていた



まるで名無しのように優しく咲く



俺は歩き始めた



君が生まれかわったら俺たちを見たいと



言ってくれたのだから…



その日まで俺は



頑張っていく







END

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