GET OUT

□GET OUT #2
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どうやって帰ったのかは覚えていない



ただ胸を打ち抜かれたようにぽっかりと穴が空いたみたいに



何も考えることが出来ないまま夜が明けた



ジュンス『おはよーヒョン♪』



ジェジュン『ああ、おはよ…』



ジュンス『おっ、ユチョ〜ン♪おはよー』



ユチョン『おはよ…』



ユチョンを見ると昨日と同じ服



ユチョン『ヒョン、おはよ〜』



ジェジュン『おはよう』



ジュンス『あっ、ユチョン!!昨日と同じ服じゃ〜ん!!』



ユチョン『えっ、ああ…』



ジュンス『お泊り?朝帰り?』



ユチョン『ん〜そんなとこっすねぇ〜』



ユチョンと目が合った



ジェジュン『……………』



ユチョン『………………』



何も言えなかった



ユチョンも何も言わず目線を反らした



スタッフ『撮影お願いしまーす!!』



ジュンス『は〜いっ!!あれ?ほら、ヒョンもユチョンも行こう』



俺たちが返事をしなかったからジュンスが急かす



俺たちは廊下を歩いた



昨日と違うのは



ユチョンと俺に



見えない壁が出来はじめていたこと






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