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□男の約束。
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『あ。ヒソカ、フェイタン、ごめんね!
来てくれたのにお茶も出さずに…。
ちょっとまってて』

寝室から出ていこうとしたあきの腕をフェイタンは掴んだ。
嫌味ったらしくヒソカを見つめ
『あき、ちょっと話あるね。』
とあきを引き留めた。

『はなし…。?』
きょとんとしたあきに
ヒソカが続ける。

『そ◇はなし★大事なお話◇』


『あき、単刀直入に聞くね。
ワタシとヒソカ、どっちが好きか?』

あ、それ、僕が言おうとしたのに◇と
ヒソカはフェイタンを睨んだ。


『そっそんな…。ヒソカとフェイタン…。』

ゴクリ、と二人は唾をのむ。

『…。』

『…。ヒソカ…。』

『!!』
その言葉を聞き、フェイタンは目の前が真っ暗になった。

『あき★』
ヒソカは勿論、という表情で
あきに歩み寄り抱き締めようとした、が

『でっでも…。フェイタンがすき…。』

抱き締めようとしたヒソカの腕が元に戻る。

『あき!!本当か!?』
フェイタンの目の前は真っ暗だったが少し明るくなった。

『…。っ…。どっちも好き…。なの。
選べないのっ。ヒソカも、フェイタンも、、大好きなの!!!』


『あき★』
『あき。』

二人はあきを優しく抱き締めた。

『あき◆大好きだ★』
『あき、愛してるね』

身体はしっかりと抱きついていたがヒソカとフェイタンは顔を上げ、お互い睨みあっていた。


後日、ヒソカとフェイタンは
約束した。



今回は意外な展開になってしまったが
次は絶対にどちらかを決めてもらう。
その日まで、お互い全力であきに愛を捧ぐこと。
しかし、ヤり、殺りはしないこと。
約束は絶対守ること。




End
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