薔×薇
□アニマルライフ
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ギャップって、良いですよね…。byサンジ
『アニマルライフ』
皆さんこんにちは。
レディの皆様、ご機嫌麗しゅう。
この船で料理人をしております、サンジです。
今日は良い食材を通販で手に入れましてね。
あの緑のマリモ野郎に食わしてやろうと思っています。
「船番お疲れさん。」
夜食のキノコスープ片手に、俺はマリモの元に来た。
「ん。」
刀の手入れをしていたマリモは、刀を閉まって俺からスープを受け取る。
ニコリともせずに食い始めるマリモの横に、俺は腰を下ろした。
おーおー、不味そうに食いやがるぜ。
俺はこんな奴のどこが良いんだろうな…。
「何だよ…。」
「え？」
無愛想な顔が、ゆっくりと俺を見た。
「人の顔じろじろ見て何だよ、気持ちわりい。」
「気持ち悪いは余計だ。こんな美形に見られて寧ろ喜べ。」
「アホか…。」
そう言いながら伏せた目を縁取る睫毛が長く綺麗で、俺はまた見とれた。
マリモが残りのスープを飲み干して、器を俺に渡そうとした…時だった。
ピクッ…
「ん？」
「え…？」
ニョキ！っとな＼(^o^)／←
「おー！生えた！」
「は…生えた!?」
思わず器を落としたマリモは、その手で頭を触った。
「ぅ…うにゃああああああ!!」