ドルフィン学園
□9/14
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『9/14』
「今日何の日か知ってる?」
珈琲牛乳のパックを片手に、サンジは隣のゾロに聞いた。
「今日……9月14日?誰かの誕生日か?」
ゾロはフルーツ・オレのパックを片手に返した。
「違うんだなー。」
珈琲牛乳を飲み終えたサンジは、怪しげな笑みを浮かべて続けた。
「今日はな、男が愛する女性に下着を贈って愛を確かめ合う日なんだ。」
「…ふーん。」
ゾロもフルーツ・オレを飲み終えたが、ストローはくわえたままでなんと無く聞いていた。
「てなわけでコレ。」
ゾロの目の前に、茶色くて小振りの紙袋が出された。
中身は見えない。
「何だよコレ。」
流れで思わず紙袋を受け取ってしまった。
中身を確認する前に、ゾロは聞いた。
「Tバック。」
「てぃーば…なっ…!?俺女じゃねえし!!」
「ぇ、そっち?」
サンジは、目を合わせたまま固まるゾロの頭を撫でた。
「いいだろ。愛してんだから。」
そんな甘い言葉を簡単に浴びせるこの男を、何だかんだでゾロも好きでいた。
幸せそうに微笑まれると、恥ずかしいとかそんなこと、どうでもよくなってしまうから不思議だ。
「保健室で待ってるぜ。」
「え?」
「愛、確かめ合うんだろ?」
高校生とは思えない色気を放ってサンジは階段を降りていった。
「…変態。」
ゾロ試着@トイレ
「うわ…思った以上に細い…そしてハズい。」
10分は格闘しただろうか。
それでもあの笑顔を思い出せば、ズボンを上げてしまう。
「俺も俺だよな…。」
あの笑顔が離れない中、ゾロは足早に保健室へ向かった。
終。
何方かTバックゾロ描いてくd(ry