薔×薇
□アニマルプレイ
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ぐりっ…
「あぁっ…!」
熱くなった中心部の先端が、親指で強く押されて熱が弾けた。
「エロ…っ。」
ほんのり色づいたゾロの体に、無数の花が咲き乱れる。
咲かせる度、微かに震えるゾロを、サンジはいとおしそうに見つめる。
……でも何か乱れ過ぎ?←
「はあっ…ぁん、あっ、熱、い…んっ…。」
「ぉい…おい、マリモ?」
「あっ…つい…。」
頬は紅潮し、熱を持った目は焦点が合っていない。
「お前、大丈夫か…?」
「んっ…わかん、ね…。」
いつにないゾロの姿に、サンジの興奮は速まる。
「…もうギンギンなんですけど。」
ゾロの耳に、サンジの声は上手く届いてないらしい。
荒い息だけが聞こえる。
「なあ、挿れてイイ?つーか、挿れるよ?」
「はぁっ!?はえぇよ…まだならしてもねえし…!」
顔を覗き込んで聞いてくるサンジに、ゾロは思うように動かない体で抵抗する。
「先走りでどうにかなる。」
「アホか!!」
『もう無理マジ無理。』とぶつぶつ言いながら、己をゾロに擦り付けてきた。
「ばっ…や、め…。」
苦しい程に硬くなったサンジの熱を、ゾロの体は案外容易く受け入れた。
「ほーら入ったぜ…。」
どれだけ互いの体を重ねているかを気付かせる事実。
「く…んんっ…。」
サンジが腰を動かそうとすると、いつもはない感触がそれを邪魔した。
「……なあ…。」
「はあ…はあ…何だよ。」
「これ邪魔なんですけど。」
毛並みのいい尻尾を指差してサンジが言った。
「知るかよ…。好きで生えてんじゃねえし…。」
「これ抜けないもんか。」
鬱陶しそうにサンジが尻尾を触ると、ゾロの体が大きく跳ねた。
「あっ…!」
仰け反るように、サンジの手から逃れようとする。
「…そういうことか。」
何かを悟ったサンジは、ゾロの体を抱き上げ腰を固定し、
尻尾を優しく撫でながら動き始めた。
「ぅあっ…コッ、ク…。」
少し高く感じるゾロの声。
抵抗出来ない体。
…コスプレ。違
いつもと違う全ての状況が、サンジの性感帯を刺激する。
「ヤバい?」
動きながら聞くサンジに、ゾロは、意識が飛びそうな頭で大きく頷いた。
「あっ…ああっ…はぁっ…。」
「今日はよく鳴くな…。」
満足そうにゾロの顔を見つめるサンジは、
律動を速めて、尻尾を触っていた手を前に移した。
「ぁうっ…!や、ば…あっあっ…!」
「イっていいぜ…。」
そう言ってサンジは、貪るようにキスをした。
「んんっ…は、あぁっ…ああ…!!」
サンジの手中に熱をばらまいたゾロは、意識を失ってサンジの肩に凭れた。