黒子のバスケ
□僕が彼女を抱きしめた理由
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赤司君は勝つことにしか興味がないのだと
誰もが言う。
僕もそう思ってしまう。
「菅原さん?」
「あ、黒子くん!」
「どうかしたんですか?」
「えっと・・・
赤司いるかなーって・・・」
菅原さんは赤司君の彼女。
「赤司くんなら職員室に鍵を返しにいきました。」
「そっか」
少し残念そうな菅原さん。
「じゃ、私帰るね〜」
ひらひらと右手を振る菅原さん。
「赤司君を待っているんじゃないんですか?」
「そのつもりだったけど・・・」
「どうか・・・しました?」
「じつは赤司には先に帰れって言われてるから」