黒子のバスケ

□僕が彼女を抱きしめた理由
1ページ/3ページ

赤司君は勝つことにしか興味がないのだと
誰もが言う。


僕もそう思ってしまう。



「菅原さん?」



「あ、黒子くん!」



「どうかしたんですか?」


「えっと・・・
赤司いるかなーって・・・」



菅原さんは赤司君の彼女。



「赤司くんなら職員室に鍵を返しにいきました。」



「そっか」



少し残念そうな菅原さん。



「じゃ、私帰るね〜」


ひらひらと右手を振る菅原さん。




「赤司君を待っているんじゃないんですか?」




「そのつもりだったけど・・・」



「どうか・・・しました?」



「じつは赤司には先に帰れって言われてるから」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ