REVIVAL

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おはよう


そう声をかけてくれる


君に…


俺はいつ気づけたんだろう



1, 気づかぬうちに


俺が中学生になって、リボーンがやって来た。


赤ん坊のリボーンが俺をマフィアのボスに育て上げると言った。


正直言ってマフィアのボスなんてごめんだった。


今もそれは変わらない。


でも、少しずつ精神的にも体力的にも成長したと思う。


信頼し合える、大切な仲間もできた。



俺はずっと京子ちゃんが好きだった。


否、好きだと思い込んでいたのかもしれない。



「沢田くん、落としたよ」


突然声をかけられて振り返ると、


俺のシャープペンシルを持って立っている風雅さんがいた。


「ありがとう。何時落としたんだろ?」


俺は少し苦笑いする。


「沢田くんの筆箱ちょっと開いてるからじゃないのかな?」


言われて見てみると、確かにファスナーが少し開いていた。


「うわ!ほんとだ。全然気づかなかったよ、ありがとう」


「どういたしまして」





くすりと笑う君


そんな君に何時の間にか


堕ちていたなんて


今君に会えたなら


今言えたなら


君はどんな顔をするのだろう







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