いつも通っている暗いトンネル
今日はいつもより長く感じた
わたしは暗い所が嫌いだ
いつまでも抜け出せなくなりそうで・・・
目の前に突如現れる光
今日はいつもより眩しく感じた
わたしは明るい所が好きだ
誰かが手を差し伸べているようで・・・
今日はいつもと何かちがう
見渡せばそこは広い海
静まり返った海の上には
大きな大きな船が見える
わたしを歓迎しているようにみえた
船の上の船長さん
片目に眼帯つけていてちょっと怖い
でもその豪快な笑顔に
心引かれた
海の上の船は
わたしから遠ざかって行く
待って あなたは誰なの？
太陽が輝いている
その光はわたしを飲み込んだ
気づけばここはトンネルの外
いつもどうりの街並みに
わたしの眼から雫ひとつ
もう二度とあの人に会えない
わたしは暗い所が好きだ
新たな出会いが待っていそうで・・・
わたしは明るい所が嫌いだ
全てを照らしてしまいそうで・・・