04/27の日記

14:44
安部首相と尖閣諸島防衛、TPPと農業大改革
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尖閣諸島防衛はアメリカオバマ大統領から防衛の約束を取り付けた。中国は歯ぎしりしている。これは良かった。

TPPは安部政権は交渉が難航したがギリギリに大筋で話がついた。

ところで、TPPは貿易の完全自由化が前提である。

1970年に日米繊維交渉で大きくもめた。田中角栄氏が通産相の時だった。日本はアメリカの要求をはねつけた。その後のアメリカは田中角栄氏をマークし始めた。角栄氏はブラジルとチリからウラン鉱の買い付けに走った。これに対して国際エネルギーシンジケートは激怒し、田中角栄氏を危険人物と見るようになった。そのシンジケートは20年後ロッキード汚職を仕掛けて角栄氏を葬った。このことは忘れられない。
日本の首相はアメリカと対立すると短命政権になる。
安部首相はアメリカのこのアングロサクソン人のやり方をよく理解した上で注意深く対米交渉をやって欲しい。


 話が逸れたが、TPPに関連して、農協改革は70年代から指摘されていた日本のタブーの一つだ。農協の選挙基盤を恐れて歴代自民党政権は誰もが避けてきた。むしろ農業保護の大義を掲げて莫大なお金を配ってきた。まともな農業生産もしない農家に国はお金を配っている。

 私が実際に日常的に見てきたことだが、
1、成熟したキャベツを竹で叩いて壊している。売ってはいけないから肥料にしている。
2、広い畑にトラックで植木を運んで畑に並べている。少ししたら無くなっている。
 この出来事の背景には作物を作らないと助成金が出る、植木栽培は実行すれば助成金が出る。その政策のためだ。まさにごまかしだ。日本農業は根本的に間違っている。



 配ったお金で農協は農家に肥料を買わせて利益を吸い上げている。農家はまともな農業生産もしないでお金を手にしている。おかしい。不正の臭いがする。
 日本は農業生産を抜本的に変えなくてはならない。
 日本は資源がない。工業製品を輸出して、見返りに農産物を輸入、農家は犠牲になるから、保護政策を、これが60年代からの公式パターンである。あれから40年経った。農協という巨大な組織に莫大な税金が流れている。ここに如何にメスを加えるか、政治の大きな闘いである。

TPPは、日本農業の大改革が必要だ。十年後にやれば良いというものではない。農協の抜本的な体質改善を含めて安部さんはダンビラを振るわなくてはならない。農協の圧力をはねつけて日本の農政大改革をするときが今だ。

 日本の改革は、明治以来自主的に改革は出来ない。常に外圧で行ってきた。
 農政改革は今決意をして将来の日本農業を世界に勝てるようにしなくてはならない。今これが出来る人物は安部さんしかいないと思っている。

 日本農業の改革について今後提言します。

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