06/25の日記

11:19
國立故宮博物院の名称省略問題について
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 東京・上野の東京国立博物館で「台北・故宮展」が予定通り2014年6月24日から実施されることになった。

 展覧会を知らせるポスターに「國立」の文字が入っていなかった。台湾が猛反発し、中止騒ぎとなった。日本側が修正したことで台湾は軟化した。

 23日にの開会式で、 東京国立博物館の銭谷真美館長は、
「本展覧会の開催にあたり、ポスターなどにおける『台北國立故宮博物院』の名称の表記などについては、台湾の皆様方に不快な思いをおかけいたしました。東京国立博物館長として、この問題を真摯に受け止め、速やかに是正を行ってまいりました。このような事態を招いたことに対し、おわびを申し上げます」と謝罪をした。

 これを受けて台北・故宮の馮明珠院長は、
「この2、3日に発生したこと、残念だと思いますが、幸い最後には東京国立博物館は國立故宮博物院と交わした神品至宝展の契約内容を順守し、『國立故宮博物院』の正式名称を尊重してくださいました。雨の後の青空のように展覧会の大きな成功を願います」と述べた。

 台湾側の「名誉団長」の立場の馬英九総統夫人は欠席した。総統夫人が来日して公式行事に出るのは1972年の日台国交断交以来初めてとされていた。
 東京国立博物館の責任は大きい。

 元のポスターに突貫工事で「國立」を貼った。当然のことだ。多くの費用がかかっている。
 
 今回なぜ、 東京国立博物館が「國立」を省いたのか、理由は何か、言い分は次の通りだ。
1、「國立」を入れると、ただでさえ漢字だらけになり省いた。
2、展覧会名がさらに長くなり、肝心の「故宮」が埋もれ、告知力が弱まる、
3、國立が旧字で日本のマスコミとしては使いにくい、
4、そもそも日本では「台北・故宮」で通っている、
5、2年前の「北京・故宮」でも展覧会名に「国立」が入っていない、
6、世界的に有名な美術館の場合、わざわざ国立を入れない、
7、マスコミ側の一部には「國立」を省略することについては内諾を得ていたはず、

の理由を挙げている。どれも理由にならない言い訳だ。要するに意識において政治的に中国の影響を受けたからだ。
 
 台湾の政治的な立場を無視した愚かな判断をしたものだ。 東京国立博物館 の責任は今後追及すべきだ。
 之は大問題だ。
 マスコミは何でもない出来事として報道している。
 中国の息がかかっているようだ。
                                        

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