1,目的
アジア共同体推進協会の目的は日本、韓国、中国、大局的なアジアグローバルの哲学のもと、国境、国籍を越えた地域共同体を実現することです。

2,趣意書
特定非営利活動法人アジア共同体推進協会趣意書
 人類は、長い歴史にわたって、人種・国境、思想・宗教などの違いによって争ってきました。ヨーロッパでは第1次大戦のとき、同じ白人同士がこの世の終りと思わせるような激しい戦争をしました。戦争終結後、ヨーロッパの人々は、平和が訪れると期待しましたが、また第2次世界大戦が起こり多くの命が奪われました。この様な悲惨な大戦中にドイツ人のクーデン・ホーフ・カレルギー伯爵は、この愚かな戦争を無くするためにヨーロッパ共同体構想を理論化し、その実現のため、全ヨーロッパで啓蒙活動に奔走しました。カレルギー伯爵の純粋な理想が、60年を経て今日、EC共同体として実現したのです。
 アジアに目を向けると、今から約150年前に西洋諸国がアジアに市場を求めて進出してきました。その結果、中国は半植民地となり、日本はその轍を踏むまいとして、いち早く富国強兵政策を国策として実行し、西洋諸国の植民地になることから免れました。ところが、西洋諸国の圧迫を受けた日本が、西洋諸国と同じ立場に立って、朝鮮国を併合し、中国に経済利益を求めて侵略しました。その時、日本は、同じ漢字文化圏のアジアの国として中国・朝鮮と共同して西洋諸国と共存する道を探るべきでありました。日本が主導して中国・朝鮮と共同してその道を開くべきでありました。
 ところが日本は、西洋諸国と同じ基準に堕ちて中国・朝鮮を圧迫しました。それが、今日アジアの真の共存を困難にしているのです。
 この困難な壁を打ち破るには、まず東アジアの歴史認識を出来得る限り共有出来るような共同研究が重要であり、次に民間人の相互交流を通して理解を深め友情を育むことが必要であります。次に経済の平均化が必要であります。この三つの課題が達成出来た時がアジア共同体を実現できる時期だと思います。
 この理想は、自然に達成出来るものではありません。EC共同体は、カレルギー伯爵の純粋な理想とそのための運動によって実現したのです。
 今日、中国、韓国、台湾、北朝鮮、日本の有識者や有徳者が、『グローバリズム=世界主義』の立場に立って、アジア共同体実現に向けた歴史研究と民間交流を勇気を持って進める事が必要です。私たち一人一人が東洋のカレルギー伯爵にならなければならないと思います。このような決意を持って努力すれば必ずやこの理想を実現出来るものと確信致します。皆様と共に、この理想の実現に向けて邁進して行きましょう。

平成15年12月6日
           特定非営利活動法人・アジア共同体推進協会
代表 福田之保

3,日中韓国の有識者が集まってアジア共同体実現に向けたシンボジュウムを中国、韓国、日本で今年秋に開催します。

4、アジア共同体の基本書籍を執筆中です。今年中には出版します。

5、外国人技能者受け入れ事業を始めました。

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