**銀×土

HAPPY HAPPY BIRTHDAY!!〜その後〜
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「十四郎……」

依頼が終わった夕暮れ時、俺は文机に向かって座る十四郎を後ろからぎゅううと抱き締めた。
まだ心身に甘い余韻が残っている。十四郎呼びはその名残だ。

「昨日はありがとうな十四郎……。滅茶苦茶可愛いかった……今日、仕事大丈夫だったか?眠くなかった?セーブしたけど後で心配になった」
「銀時……。仕事は大丈夫だ、行く前に少し休めたしな。ってかあれセーブしてたのかよ」

十四郎もまだ余韻に浸っているのだろうか、いや、そうとしか考えられない。俺のことを「銀時」と呼び、あまつさえ抱き締める俺の腕にぎゅうと抱き付いてきた。

「とーしろ……」

俺は堪らなくなって抱き締める腕の力を強め、十四郎の項にちゅっと口付けを落とした。
十四郎と一緒に居ると、こんな風にしょっちゅう堪らない気持ちになる。

「昨日のアレは脳内永久保存版だな……。俺、お前が帰った後、またすぐにムラムラして風呂で2発抜いた。休めた?ああ、仕事があると知ってたからセーブした。本当はもっと前戯長くして焦らし捲りたい&抜かずに更に4〜5発はシたい」
「アホ……擽ってェ。って、何してんだばか!天パ!……昼に一度仮眠も取ったからな。え、あれ以上焦らされるとかお前……俺無理だろそれ。それに、〜〜〜……ッ!ばか!ほんとばかばか!!」

「うぐ。……ん、」

結構本気のグーパンを鳩尾に食らって小さく唸った後、仕返しとばかりにさっきから唆られて堪らない項を甘噛し歯形を付けた。十四郎の柔肌はすぐ痕が付く。そして恐らく俺には噛み癖がある。マーキングするみたいに。

「ええー。だってやっぱりムラムラして。十四郎可愛いかったんだもんよ。お前の名前呼びながらイキました。あー気持ち良かった……。は?あれ以上て。すごくノーマルだし全然序ノ口だろーが。……ところで十四郎、昨日結局何回イッたんだ?あー……数えておけば良かった……」
「ん……ッ、噛むな!知るかァァァアア!ンなこといちいち報告すんなッ!!……ノーマルか?アレ。え、俺の基準が間違ってんのか!?……なッ……!ンなこと覚えてるわけねーだろ!!ばかばかばかばか!!」

俺のする事なす事に一々真っ赤になって噛み付いてくる反応が可愛い。
俺は「嫌だ」と言ってそのすんなりとした白い項と首筋をかじかじと噛んだ。

「嫌だじゃねェよっ!噛むほど腹減ってんなら飯食え!!あれをセーブしたってお前どんだけ……。まぁ、とにかく、ンなことは気にすんな。うん。……ッ!」

首元を噛まれて、十四郎が「ぁんッ!」と甘い吐息を漏らした。ズクン、とズボンの中の俺自身が脈動する。反射的に。

「腹は減ってねぇ……十四郎が足りない……」

右手で十四郎の顔を横向け、自分も顔を寄せて唇に口付ける。

「昨日、いっぱいイッちゃって……可愛かった十四郎……」

双眸を閉じ、うっとりとそう囁くと、合わせた唇の合間から舌を差し出し十四郎の唇を舐め、唇が開いた瞬間に舌を引き出して絡め取った。

「俺は食い物か……?つーかまだ足りないって……。ん……ッ、ばか。可愛いとか何度も言うなばかばかっ……!ふッ……んん……ぁっん……」

十四郎は相変わらずばかばか言いながらも、頬を赤く染めて身体を横向きに変え、俺の首に両腕を回して瞼を閉じ、薄く唇を開いて舌を招き入れ、絡め取られると気持ち良さそうに背を震わせた。

……可愛い……。

「ん……食い物……絶品の」

唇を大きめに開くと、十四郎の唇と深く交わり、舌をうんと深くまで差し入れ、十四郎の舌の根元から先端まで隈無く絡め味わう。

「ばか……っ、食えねぇよ……ふ……ぁ、ッんん……!」
「食える……食いたい……9日間くらい食い放題したい……そんなゴールデンウイークだったら良かった……そしたらまさしくゴールデンだった……」
「もぅばっか……!俺死ぬわ……あっん、もお……んっ!んッんッ!」
「つか、昨日の出したか?俺、最低7〜8回はナカに射精した記憶あんだけど」

ちゅッと舌を吸って唇を離し、どれどれと手を伸ばしては着衣の上から十四郎の尻の狭間を指先で探った。

瞬間。

「やぁっ……んッ!?」
「……ん!?」
「ゃん……ッ!やんやんッ!!は……っ、んやぁあっ!!」

なんだこの過度の反応は。と、思っていたら、隊服のスラックスがじわりと滲み、己の人差し指と中指を濡らしたのを感じ、納得がいった。

十四郎はナカからトロリと流れ出る液にかぁっと頬染め、熱い涙を切れ長の瞳に浮かべ、そこをじくりとまさぐる俺の指を制止しようとぶるぶる震える手で腕を掴んできた。

「だっ、だめッ!まだ、……残って……ッ!」
「ん、俺のがナカに……」
「あんんっ!まだ感覚が……残って……るからぁッ!!いゃああんーッ!!」
「!!」

……俺の感覚?

だから弄らないで?と、涙を表面張力いっぱいに湛えた綺麗な瞳がうるうると俺を見上げてくる。

……とにかく掻き出しプレイ決行。




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