過去拍手
□愛させて、君だけ
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すぐ赤く染まる頬と赤い唇
彼女のどこが好きかと聞かれたら
外見ではまずそう答えるだろう
頭を撫でると目を細めて頬を赤く染める
顔を近づけると口を閉じて緊張する姿
それが堪らなく好きだ
「雪男、なに考えてるの?」
嬉しそうだね、と笑う彼女
「そうかな?」
「うん。なにかあったの?」
「隣に居る子のこと、考えてたんだ」
もちろん今は二人きりで
隣に居る子は彼女だけだ
まばたきを何度か繰り返し
やっと答えにたどり着いたのか
頬を赤くして照れてしまう彼女
どうにも触れたくなって
不意打ちに唇を奪ってみると
赤い唇と赤い顔を隠してしまった
「かわいいね」
思わずでた言葉に自分自身で驚きながら
もう一度しっかりと口づけた
照れて笑う彼女は息が詰まるほど綺麗で
次は僕が照れてしまった