過去拍手

□愛させて、君だけ
1ページ/1ページ



すぐ赤く染まる頬と赤い唇
彼女のどこが好きかと聞かれたら
外見ではまずそう答えるだろう



頭を撫でると目を細めて頬を赤く染める
顔を近づけると口を閉じて緊張する姿



それが堪らなく好きだ



「雪男、なに考えてるの?」


嬉しそうだね、と笑う彼女



「そうかな?」



「うん。なにかあったの?」




「隣に居る子のこと、考えてたんだ」




もちろん今は二人きりで
隣に居る子は彼女だけだ





まばたきを何度か繰り返し
やっと答えにたどり着いたのか
頬を赤くして照れてしまう彼女




どうにも触れたくなって
不意打ちに唇を奪ってみると

赤い唇と赤い顔を隠してしまった




「かわいいね」




思わずでた言葉に自分自身で驚きながら
もう一度しっかりと口づけた






照れて笑う彼女は息が詰まるほど綺麗で
次は僕が照れてしまった

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ