チユウと恋したら…
□チユウと恋したら…
2ページ/3ページ
心のもやもやが解決したか?
と言われて
”はい”とは答えられないけど
ともちんは
真剣にトモの話を聞いてくれて
答えをくれた。
「お互いに求めあえる仲になれたらいいね。」
ってともちんが言ってくれたみたいに
本当にそんな関係になりたい。
コウくんはまだトモに遠慮してるのかな…?
そんな遠慮…いらないのに…。
ともちんは雑誌を見ながら自分のページをチェックしてる。
なんかカッコいいな…。
「まぁ無理しないで自分のペースでね…。」
さりげなく漏らしたともちんの言葉で少し気が楽になった。
「ありがと…。」
「コウのところ行けば…?
きっとアイツ、チユウのこと待ってるよ。」
「…うん。」
「何かあったらまた来な〜。」
「ありがとう…ともちん大好き!」
「そのセリフはコウに言ってやんなよ〜!」
そういって笑って見送ってくれた。
コウくんの家に向かいながら
柄にもなく小走りしてる自分がちょっと恥ずかしくなった…。