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□勝負
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今までどこにいたのか赤也が部屋に入ってくる。

『赤也…』

そしてR陣みんなが入ってくる。
「名前はもう充分俺たちに

尽くしてくれてるよ」
精市が微笑む。
「俺達は名前のために

王者立海三連覇をとってくる」

『みんなありがとう。

じゃあ私も勝負しようかな』

急に言い出した。

名前は右側にある花を見ながら


『じゃあ、私この花と勝負するね』

皆が首をかしげる

「どういうことじゃ?」


雅治がいう。

『私とこの花どっちが長生きするか。』

「そんなの名前が勝つにきまってるだろぃ」

『わかんないよ。だけどね、


私がいなくなっても―…

ううん、なんでもない』

柔らかく微笑む。

みんなわかっている。

…名前はもう長くないと。

だけどそれに気づかない振りをする。

・・・気づきたくない。

その空気に耐えられなかった

R陣は話をきり

「じゃあ“またな”」

『うん、ばいばい』
帰っていった
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