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□君と僕だけの世界
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〜名前Side〜



「は…はじめまして!俺、勇気もんです。22世紀からきたヒューマノイド型ロボットです。」


「は?」









我が家には現在の最高の科学技術を駆使しても、生み出すことのできないロボットがいる。
彼がいうには僕のせいで僕のひ孫(?)が生活に困ってしまっているらしい。
それで過去を変えて未来を変えようと思ったその僕のひ孫は、勇気もんを送ってきたらしい。
てゆうかドラ○もんとほとんど同じ設定じゃん。
あ、ヒューマノイド型ロボットっていう設定はいじりすぎちゃってると思うけどね。



「ねぇ、勇気もん。ちょっとさ、簡単に世界を滅ぼせる秘密道具出して。」


「ありません!そんなもの使ってどうする気なんですか!」


「世界を滅亡させるに決まってるじゃない。それ以外でどうやってその道具を使うのよ?」


「そんなさも当然かのようにサラリと答えないでください!名前さんのそういう危険な考えがひ孫の迷惑になってるんですよ!」



そう、僕は20年後とある宗教の教祖様になっちゃうんだとか。
それでテロを起こしたりテロを起こしたりテロを起こしたりして(相当の数のテロを起こしたらしい)最後には捕まっちゃったらしいんだが、そのせいで子供達は世間から忌み嫌われる存在になってしまったとか。
つかそれでもひ孫までとは、世間も冷たいものだな。
つか根に持ちすぎだろ。



「いいじゃん。ひ孫のことなんか知ったこっちゃないね。まぁちょっとは同情するけど…。それでも世界が大嫌いなことに変わりはないんだよ。」


「だから名前さん…、そういう考えはいい加減捨ててください。世界が嫌いだから滅ぼしちゃおうなんて極端すぎます。」



勇気もんを見ると、顔が凄く真剣だった。
よくまぁそこまで表情作れるな。
たった1世記でよく技術も進歩したものだ。



「極端で構わない。僕は今の世界を好きになれないんだ。だからもっと新しい世界を創造したい。……勇気もんと僕だけしか存在しない、平和な世界を。」



そう言うと勇気もんは悲しそうに顔を歪めた。


何で君はロボットなのかな。
やっぱり世界を変えても、君と僕は愛し合えないのかな。
だったらやっぱり…


   君や僕ごと世界はいらない。








君と僕だけの世界

(愛を知っているのに、なぜこの人はこうも歪んでいるのだろう…)






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