七霊

□¢第一夜¢
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『ここは……どこ?』

真っ白な雪景色の中、ひとりの少女がたっていた。
まるで突然現れたかのように少女の周りには足跡ひとつ無い。


いや、この少女は実際に突然現れたのだ。

そして、偶然にも現れる瞬間を見ていた者がいた。

「君は迷子かね?」

『おじさん…だれ?』

「私かい?私は…ミロクだよ。…ここは寒い、こちらへおいで?」


差し出された手を僕は迷わず取った。


これが僕とミロク爺さんとの出会いだった…





〜第一夜〜






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