戦国BASARA

□第4開
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「どう?サイズ、っていうか、大きさは大丈夫?」






「うん、平気だよ、それより、コレは何なの?」





第4開 Let's お着替え!





何でかわからないが、ゲームの中から私の家へと逆トリしてしまった佐助は、


こちらの服を一着も持っていないので(当然だが)クローゼットや押し入れからジャージを引っ張り出して来て、上下セットで渡した。




脱衣所で着替えて出てきた本人に尋ねれば、まず服の説明を求められた。



「コレはジャージっていってね、楽でしょ?ある程度なら大きさ関係なく着れるから、
いっぱい持ってたんだ。」

「でもコレ、名無しさんちゃんには少し大きすぎない?俺様に丁度良いってことは、

やっぱ名無しさんちゃんには大きいよね?あ、まさか―」

「違うて」



服のすそをビローンと伸ばしながら不思議そうに全身鏡の前でジャージを確認しながら聞くから、


思わず思いっきり否定。




「従兄弟のだよ、い、と、こ!よく泊まりに来るから、部屋着だけはあるんだ。

あ、ストレッチ素材のTシャツとかもあるよー、着る?」

「着る!」



違う服をすすめると、服の持ち主の話はもういいのか、真っ黒なTシャツを私から受け取って着替え始めた。






え、ちょ、待て。



「向こうで着替えろー!」

「へっ?」



いきなり上半身をさらされたまったもんじゃない!




佐助はゲームの中の人で、常に戦ったりしちゃってるからすごい筋肉がついている。



私は筋肉が好きだったりする。うん、ソフトマッチョっていいよね。鼻からケチャップだよ、もう。



グイグイと佐助を見ないようにしながら再び脱衣所で押し込む。


大人しく押し込まれた佐助はブツブツ言いながら着替えて出てきた。



「どー?さっきのよりも小さいなって思ったけど、この服伸びるから入った!」

「うーわ、ピッチピチ」



いくらストレッチ素材の大きいサイズでも胸板とか二の腕とかがピッチピチで、

Tシャツ1枚だからウエストが細いのがわかる。






…ってか佐助上半身鍛えすぎだろ!



その10%でもいいから現代の草食系男子に分けてやって欲しいくらいだ。




そんな事を考えている私をよそに、佐助は私のジャージ達で1人ファッションショー。


まぁ、気に入ってくれたなら、しばらくはジャージを着てもらおう。





「名無しさんちゃーん、こっち着てみてもいい?」









「だからそこで脱ぐなーっ!!」





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