戦国BASARA
□第5開
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「いざ、参る!!」
「いやいやいやいや、おかしいでしょ」
「何が、さぁ Let's パーリー!」
「話聞いてえええ!!!」
第5開 順応性高いのって羨ましいけど、少し考えることもある。
私に耳を向けたまま正座した佐助。私の手にはピアッサー。何をするかって?え。ピアスをあけるんです。
理由は2時間程遡ります。
「名無しさんちゃんの耳って飾りがたくさんついてるよね、何?それ?」
「ん?ピアス。耳飾りのことね」
「へー。俺様の所にも耳飾りくらいはあったけど、輪っか状だったよ。それはどうやってつけるの?」
「…私の耳には穴があいてるのさ」
え゙、とドン引きな顔をされた。あれ、傷つくんだけど。
「穴?穴あいてんの?痛くないの?大丈夫なの?」
「うわぁぁ!!近いぃ!!揺らすな!大丈夫だから、揺らすな!そしてやっぱり近いぃ!!」
必死の形相で肩をつかまれ揺さぶられる、ガクガクする!ガクガクするから止めて!
無駄によろしい顔を近づけんな!全国の佐助ファンに殺される!!(←ごめんなさい)
耳からピアスをはずして佐助に渡す。しばらくピアスを私の耳とにらめっこしていたが、
まさかこんなことを言い出すとは。
「俺様もピアスあけたい!!」
「 え゙ 」
一瞬、何言ってんのコイツ。と固まった私は悪くない。うん。
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