戦国BASARA
□第8開
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私は高校生だ。
JKだ。
そして3年生という実はとっても大事な学年であることをポーンと忘れていた。
第8開 学生の本分は勉強
その理由は、
今私の目の前にいる彼なのだが、
その彼は現在進行形で愚痴をこぼしている。
「酷くない!?旦那ったら1日3食+間食2回なんだよ?
その間食っていっつも団子で、買いに行かされるのは俺で…っ」
「はいはい、酷いね。わかったよ。わかったから、プリントを丸めないで。あと下敷きも折れそうだから曲げないで返して。」
「心がこもってない!もっとちゃんと慰めてくれないと俺泣いちゃう!
本当に俺の事好きなの?!」
「あー悪かったよー。だから返してー…ってんな恥ずかしい事を聞くなぁぁ!!」
何故愚痴大会になったかといえば、受験生であることを思い出し、
勉強するかと思って出したのが日本史のプリント。
なので若干ズレてはいるけれど、
戦国時代だって立派に範囲だし、
と思って佐助に聞いていたら、
合戦の話から武田軍へ。
そして真田幸村へつづき、
佐助のお仕事→愚痴。
となっていた。
うん、聞いた私がバカでした。諦めてスルーしよう。
「聞いてるの?!」
「ちょ、待て待て待て!揺さぶるな!頭がガクガクしてるから!
っ、ぷーたろー、ごろちん!行けっ!」
「え、わっぎゃっ!!」
愛犬達のおかげで助かった…。
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