戦国BASARA

□第2開
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第2開 連れ込むって言葉悪いけど実際はそう。




「いやー、助かったよホント。寒くってさー」


と頭をカシカシとかく彼は



猿飛佐助、


と名乗った。








え、ちょい待ち。


明るい髪、迷彩の服、俺様、ってことは…




「BASARA!?」

「へ?」


ポカンと口を開ける佐助。
あ、呼び捨てだけどいいよね別に。


そんな彼につい最近買ったゲームのパッケージを見せると、彼も目を丸くしていた。



「うわ、旦那っ!?」


「そこかよ!」

自分より主人?!

いや、偉いけど、忠誠心ってステキだけど!

まず自分見つけ―











って、







パッケージに佐助いねぇや。




とりあえず「戦国BASARA」のキャラページを見せて、あんた!コレ!と示せば、


「マジで?うっそぉー。…じゃ何、俺、この中から君のとこまで来ちゃったってワケ?」

「そうなりますね。世間では(認知されてないけど)逆トリップって言います。」


そのまま取説を持ってあーとかえーとか唸る佐助。











困ってる姿も可愛いなコイツ。


そんな姿を私は黙って見ていたら、一つ、思ったことがある。



「佐助!そういやこれからどうするの?住む所とか!生活とか!」

「呼び捨て!?ねぇ、いきなりそうなの?まぁいいけどさ、…。
っつーか、俺様この世界まるっきりわっかんないんだよねー」

と言われたら私は内心ガッツポーズ。





何といっても佐助。BASARAきってのオカンです。




逃がすワケにはいきません!


「じゃ、ここに住まない?ね!ハイ決定ー!」








私の突然すぎる言葉に、佐助はただただ固まっていました。




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