涙恋ーRUIRENー
□満月の夜に涙
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気がつけば、あっという間に日は過ぎてもう腹の傷も綺麗に塞がりかけていた。
ここにいるのは傷が癒えるまで…、そう言ったのは僕のはずなのにあまりにもここに馴染んでしまって居座りたい、と願ってしまう。
だが、骸を探さなければいけない。
その理由で僕のわがままを諦めて荷物を詰めていた、そんな日の出来事。
ー 満月の夜に涙 ー
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