涙恋ーRUIRENー
□告白は風と共に消えゆく
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「桜、また喧嘩したんかぁ?やめときぃ、……に勝てるはずないじゃろ。相手は男じゃ。」
『うっさいなぁ。……が男だからって関係ない!』
「そうだぜ、桜。俺が男だからお前は負けるんだ!」
これは…
あいつを拾った時か。
懐かしいなぁ。
なんで今頃こんな夢を見るんだろう。
『っ…おい、……!勝負しろ!』
「はいはい、また今度な。俺ァ疲れた。」
「なんじゃ、……。若いのにもう疲れてしもたんか?」
「若いっつってもお前と歳近っつーの。」
唇を尖らせながら言うあいつに僕は無理矢理腕をひっぱり立たせる。
あの後、結局相手してもらったけど負けたんだっけか。
『……っ!もう行っちゃうのか!?』
「ゆっくりして行けよ。なんじゃ、遠慮はいらん。」
「悪りぃな。そうはしたいんだけど仲間が心配して…ないか…。」
ははは、と苦笑いしながらクルクルの銀髪をかくあいつに僕は抱きついた。
『行っちゃ嫌だ!』
銀時!!
ー 告白は風と共に消えゆくー
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