涙恋ーRUIRENー
□乗り込み乗船
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「おい、誰だあれは。」
「曲者か…?」
「いや、あれは…」
『ども〜?真選組副長補佐の如月桜ちゃんどぇ〜すv』
「紅の舞姫だぁぁあ!殺れ、殺らんかぁあ!」
午前9時。
鬼兵隊の船が停まる港にて、激しい斬り合いが始まった。
『紅の舞姫とか…懐かしい名前だなぁ…っと!』
「ぐぁあ!」
「船には入らせるな!」
「紅の舞姫だろうが所詮は女だ、殺れぇえ!!」
「おはようございま…あれ?二人共でかけるんですか?」
「新八ぃ、依頼だ。場所は…」
「「真選組だ/ネ。」」
「へっ?」
「近藤さん?あんた何してるんだ?」
「へぁ?と、と、と、トシじゃないか!いやぁ気持ちのいい朝だなぁ!」
「いや、だから何してんだって聞いてんだけど。」
「ジョギングだ!」
「刀提げて隊服着てパトカーに乗り込んでか?」
「あれ?おかしいな…じゃああれだ、ドライブ?」
「何で疑問系?」
「おー、派手に暴れてるのぉ。」
「アレがお前ェの愛娘か?」
「そうじゃ、美人になっとるぞ。うん。」
「クククッ…紅の舞姫かぁ、随分と面白そうな奴だな。」
「し、晋助様!」
「逃げた方がいいでござる。」
「あの娘、天人最強戦闘民族【鬼蜘蛛族】の生き残りですよ。」
「くくくっ…尚更おもしれぇじゃねぇか。なぁ、骸?」
「あららぁ〜、天人やてばれてもうてたかぁ。」
ー待ってろ、桜!
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